半端道楽:環境雑録:科学ニュースに独り言:テントウムやカブトムシが採用していた折りたたみの技術が面白い!;芋の葉が とろけて無惨 霜の跡。171120。

2017年11月20日(月)
昨日は晴れ一時曇り。ざっそう句;芋の葉が とろけて無惨 霜の跡。午前、天気が良かったので畑に出る。漠然と畑の様子を見る。未明に強風が吹いてけやきの葉の吹き溜まりが出来ていた。あの憎らしい雑草・アメリカセンダングサが枯れて黒っぽい色に変わっていた。イチジクの葉も落ちた。ここ数日の間に霜が降った結果であろう(気温と風速が低くかった、11月17日頃降霜があったか?:下記グラフ)。二号特区のニンニクがまばらに発芽してきた。雑菜も同時に発芽。雑菜退治をした。シシトウの葉や茎が萎れてきたので引き抜いた片付けた。これが最後の収穫になった。夏に収穫しそびれて倒れたミニトマトから発芽して元気に育っていた二世の株もすっかり枯れた。結局今年のミニトマトの収穫はゼロ。葉が落ちて百均店の中玉トマトの実が良く見えてきた。時々、実を取って口に放り込んでいたが、昨日株を引き抜いて全部収穫した。未熟果3:熟果1程度の割合だ。他に腐った過熟果もある。今回が最初で最後の本格的な収穫だった。一か月ほど栽培を早め支柱を立てて管理を徹底すれば十分収穫出来ただろう。中玉トマトが病気や雨天に絶える事は確認出来た。茎が倒れても地面に接しなければ綺麗な果実が収穫出来そうだ。ネギ特区の雑菜引き抜きと土寄せ。散乱したポット、セルトレー、苗箱を整理整頓。P社ノートパソコンからインターネット接続ができなくなった。NASに置いているファイルは使える。ルーターのデータが蒸発したのか。時々起こる症状だが、電源を切って再起動する(パワーオンリセット)以外の対策がない。ルーターも一種のパソコンと考えると、暴走に近い症状なのかも知れない。リセットのおまじないを掛けてインターネット接続は復元出来た。実は現役時代、パワーオンリセット機能が付いたレギュレータICを開発した事があった。そのセールストークがマイコンの誤動作防止というキーワードだった。リセットで思い出すのが小池都知事のリセット発言。どこかのメモリーに書き込まれてしまったデータを初期値に戻す作業だ。政治家の発言はリセットで済むほど軽い物では無いだろう。降霜が家庭菜園のモードを切り替える臨界点だ。これからは家庭菜園は冬モード中心の対応になる。

Iob_2017_amedas_isesaki_20171117

原ファイル名=「IOB_2017_AMEDAS_ISESAKI_20171117の伊勢崎のアメダスデータ.jpg」
IOB=IMAGES ON Beloved Ones

*************************

半端道楽:環境雑録:科学ニュースに独り言:テントウムやカブトムシが採用していた折りたたみの技術が面白い!

テントウムシは益虫と言われているが、どのような虫類を捕食しているのか。夏は、野菜も雑草も豊富にある。秋の菜園シーズンは、その雑草を退治しながら、野菜栽培面積を拡大してゆく。

Iob_2017_tentoumusi_2017
この時、浮塵子のような小さな虫が、退治される雑草から逃げ出して安全地帯に大移動する。晩秋になると、小さな虫類は、畑の隅の雑草やゴミ山に逃げ込んで、冬を過ごすのかも知れない。成虫のままか、卵かは知らないが。

WIKIPEDIA「テントウムシ。(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%82%B7)」(この記事へのリンク)によると、「成虫は春から秋までよく見られる。トホシテントウなどは幼虫で越冬するが、多くのテントウムシは成虫で越冬する。越冬の際は石や倒木などの物かげで、数匹 - 数十匹の集団を作る。」との事だ。

最近の話題では、テントウムシが空を飛ぶときは、外側の厚い羽の下にある、飛翔用の折りたたんだ薄い羽を開いて飛ぶらし。大きさを小さくする工夫は、傘などでも見られる。従来の傘は、骨を閉じたり開いたりでその機能を実現しているが、骨と膜をを折りたたんで小型化をするこうもり傘は、まだ発明されてからそれほど経っていないように思う。

東京大学は、「テントウムシのはねを折り畳むメカニズムを解明。;http://www.u-tokyo.ac.jp/ja/utokyo-research/research-news/unfolding-the-folding-mechanism-of-ladybug-wings.html。( 情報理工学系研究科:2017/09/08 )」(このサイトへのリンク)というタイトルで、「東京大学生産技術研究所の斉藤一哉助教(当時、現:情報理工学系研究科特任講師)らの研究グループは、テントウムシがはねをどのように折り畳んでいるのかを、透明な人口ばねをテントウムシに移植し、その基礎となる折り畳みのメカニズムを観察することで解明しました。本研究成果は、はねがいかにして飛行時には強度と剛性を保ち、地上ではコンパクトに折り畳み収納ができる柔軟性を持つのかを明らかにし、人工衛星用アンテナからミクロな医療機器、傘や扇子などの日用品まで、形状変化構造を持つ製品の先進的なデザインへの幅広い応用が期待されます。」と報じた。

「折りたたみ傘の歴史」()によると、「折りたたみ傘は、1928年にドイツのハンス・ハウプト氏の考案により世に出ました。同氏が1932年に特許を取得し、製造、量産が行われ、世界的に広まっていきます。日本に折りたたみ傘が普及し始めたのは1950年代に開発が行われ、ドイツ製の骨部分を手本にして真鍮製の大小の異形パイプがスライドして短くなる中棒を商品化したのが始まりです。」との事だ。

更に、折りたたみというメカニズムは、カブトムシの幼虫から成虫ができる過程でも使われているという研究が発表されている。

名古屋大学は、「なぜカブトムシの角は蛹で突然出現できるのか。;http://www.nagoya-u.ac.jp/about-nu/public-relations/researchinfo/upload_images/20171027_agr_1.pdf。(20171027)」(このサイトへのリンク)というタイトルで、『カブトムシは角を「小さく折り畳んだ状態」で形成しておき、~』と、折りたたみのメカニズムを解明したと報じた。

テントウムやカブトムシが身につけていた、折りたたみという技術が解明され、ようやくその技術を人間が使える基礎が解明されたのが、つい今年だったというニュースは注目に値するだろう。思うに、生物の外形だけでも無限の可能性がありそうだ。なぜ、その生物が、その外形を獲得したのかという問題には、単純だが語り尽くせない歴史が潜んでいるのだろう。

*************************

2017年11月19日 伊勢崎(イセサキ)
TAVE= 7.7 毎正時のアメダス観測値(気温)の平均値
TMAX= 13.2 毎正時のアメダス観測値(気温)の最大値
TMIN= 4.2 毎正時のアメダス観測値(気温)の最小値
DIFF= 9 毎正時のアメダス観測値(気温)の最大値と最小値の差
WMAX= 6.7 毎正時のアメダス観測値(風速)の最大値
SUNS= 7.9 毎正時のアメダス観測値(日射)の合計値
RAIN= 0 毎正時のアメダス観測値(雨量)の合計値
1日の極値 データ 時刻
最低気温(℃) 3.3 6:14
最高気温(℃) 13.6 14:45
出典=気象庁 参照⇒ AMEDASへのリンク
最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 14.7(北西) 0:02


*************************

ページ先頭へ飛ぶ

Ranking

00001_アクセスランキング記録2017-PART2