果樹苗

2008/10/1

果樹苗

秋は収穫の季節。

果樹苗業者も春から夏にかけて育成した苗を発売するシーズンになる。

果樹苗のカタログは当年の秋から来年の春までのが一般のようだ。

何回かカタログをもらって分かってきた。

この分野も毎年新品種が投入されてくる。

カタログを見ているとあれもこれも欲しくなる。

しかし、果実の生産者は品種を選ぶのは慎重であるようだ。

一度植えた果樹は数年後にようやく実が付き始める。

その後、10年、20年とその果樹を育てながら収穫する。

息の長い仕事である。

従って、うっかり流行に乗っても、流行に乗り遅れても良くない。

突っ走りすぎず、遅れすぎず、流れにうまく乗るのが大切なようだ。

現実には、そんなにうまいこともなかろう。

一つの産地が形成されるのには数十年はかかるのだろうから。

リンゴならフジ、サクランボなら佐藤錦とその分野には横綱が控えている

やはり、その分野の基本品種は続々登場する新品種を寄せ付けない実力を

もっているのであろうか。