2008/11/30
ながめの菊見物
幼少時の家族旅行の思い出はほとんど無い。学校の遠足や修学旅行が遠出をする主な機
会であった。他に子供会による団体旅行もあったかもしれない。ともかく、家族と行ったとお
ぼろげながら覚えているのはながめの菊の見物である。菊人形を見て何か異様な感じを受
けた。他にも見せ物があったように思う。ながめ余興場の紹介によると、「余興場では、芝
居、浪曲、歌謡ショーなどが行われ、一大興行地になりました。昭和30年代に最盛期を迎
え、菊人形展の時期10月11月には、2ヶ月間で30万人もの人手で賑わい」があったらし
い。振り返ってみると、ながめに行ったのはその最盛期の頃であったようだ。市外の行楽地
への旅行なので学校行事では無かったと思う。団体旅行か家族旅行か定かではなが、親と
連れ添って出かけた数少ない旅行が大間々のながめであった。行楽地も時代の流れにより
浮き沈みがある。当時のながめの見物は親の立場からは子供達への大サービスであったの
かもしれない。