父が幼少の頃電灯が点いた

2008/11/10

父が幼少の頃電灯が点いた

父が幼少の時電灯が点いたらしい。これも正式な記録がないので聞き伝えだけである。父は

電灯が点いたとき、「ぱっとついた。ぱっとついた。」小躍りして喜んだとのことである。父にそ

の幼い頃の記憶はなかったとすると、これは父の母の記憶であったに違いない。WIKIPEDIA

によると、「利根発電株式会社は創業当時は上毛水力電気株式会社と名乗り1907年(明治

40年)5月に上毛水電(資本金60万円)で政友会の代議士大岡育三らにより発起し翌1908

年(明治41年)12月、東京市京橋区で創立された。」とある。推測だが、市部では明治の終

わりから大正の始めにかけて電灯が普及し始めたようだ。それ以外の村部では5~10年位

遅れて普及したのではないかと推測される。ともかく行灯から電灯への変化は相当大きな変

化であったに違いない。その変化がいかに大きくてもいつしかそれがあたりまえになってしま

うと歴史の変化を見失ってしまうような気がする。どんなに小さな歴史でも記しておくことには

意義があるであろう。