2008/12/18
日光写真
子供の遊びで日光写真はひと味違う面白さがあった。ネガ画像の下に感光紙を置き、透明
ガラスの箱の表面を通して日光で感光しポシ画像を出す遊びである。基本は普通の写真と
共通する所があり、画面が浮き出るという神秘感を味わえるのがうれしかった。画像の題材
は当時の俳優など子供が興味を持つものであった。似たような遊びに移し絵というのがあっ
た。これは図柄を塗料で印刷して作った紙を切り取って、自分の好きな場所に塗料を転写す
る遊びである。図柄はカラーであったが、単色の日光写真程の面白さがなかった。日光写真
は化学変化というやや不安定な要素が有る分、良い写真を作る技術が必要になり、日光の
状態、現像時間等工夫する面白さがあったのだろう。小学中学年頃の遊びだったと思う。