2008/12/24
漫画の歩き読み
校庭の隅の二宮金次郎の像は薪を背負って本を読んでいる。勤労と勉学の大切さをあの像
で象徴させたのに違いない。幼少時にあったあの二宮金次郎の像は今は無い。どういう経緯
で無くなり今どこにあるのか気になる。ところであの二宮金次郎は何歳頃の姿であたったの
か。おそらく小学校の校庭に設置されていたのだから小学生位の年齢であったのだろう。
自宅から学校まで約2kmを歩って通う。時間は2~30分位か。登校時は時間がないから
直行。下校時はマンガ本を歩き読みしながら帰った事が多い。母は自分がマンガを読んでい
てくすくす笑うと何でそんなにおもしろいのだといぶかしがった。今思い出すのは「赤胴鈴之
助」くらいである。調べてみると1954/昭和29 『少年画報』(少年画報社)に連載され、作者
は武内つなよしであった。実は作者を知ったのは今調べて知ったばかりである。元朝日新聞
論説委員 池見哲司氏のホームページに漫画家、武内つなよしについての記事があり拝読さ
せていただいた。人間の歴史を残す事、歴史を正しく評価する事の大切さを感じる。漫画
家、武内つなよしが紙芝居の作家から漫画家になったと知ると人間の奥深さも知るのだ。
ともかく、漫画の歩き読みは二宮金次郎、学校、母親等に教えられたのではない。
面白いことは自分から自発的に発見する以外にないのだろう。