2009/1/18
子供駅伝大会で優勝
運動の得意でない自分が子供駅伝の選手になって優勝した体験は忘れがたい。自分以外
の駿足の選手が平均値を引き上げてくれたのははっきりしているのであるが、まさか優勝す
るとは予想していなかったのであるから嬉しさは格別であった。当時、子供会という正式の組
織があったのか不明であるが、駅伝の練習などの世話をしてきたおじさんが、今日は優勝し
たので、うまい物を食べさせてやると言って大会の帰りにそば屋に連れていってくれた。何が
出てくるかとわくわくしていたが、ネギナンであった。ともかく、ネギナンとは初めて聞いて初め
て食べた。そもそも、そば屋など入った事がなかった。駅伝の練習は世話のおじさんが自転
車で伴走してくれた。冬の夕方頃の時間である。練習が終わると近くの商店で砂糖湯を飲ま
せてくれた。寒さの中の練習で疲れ、暖かい砂糖湯を飲むのは大変なご馳走であった。こん
んな時代であったから、ネギナンはとびきりのご馳走であった。ともかく、駅伝で優勝するか
否かに関係なく、ボランティアとして子供の世話をしてくれた人がいてくれた事を有り難く思う。