2009/3/21
入社の面接試験
大学の4年になると就職が目先の課題となる。大手電機メーカーはどうも性に合わない感じ
がした。計測器のメーカーへの就職を考えた。就職に関しては就職担当の先生が相談に乗
ってくれた。というより、当時は企業も大学も求人に関しては密接な関係を持っており、大学
も適材適所の観点より卒業生の就職先を勘案してくれていたらしい。先生が勧めてくれたの
は家電の会社であった。よくよく考えるとこの推薦が色々な面で適していると考えてその会社
に就職を決めた。大学推薦なので、試験らしいものは面接試験だけであった。しかし、人前
で話すのが苦手な自分にとっては面接試験は難関であった。当時は会社の面接試験のノウ
ハウ等はあまり身近に無かったとおもう。どんな準備をしたら良いのかも分からなかった。試
験の当日、ノックをして部屋に入ると偉そうな人が数名並んでいる。それだけでおたおたして
しまった。その中で、どんな事に関心が有りますかと助け船を出してくれた方がいた。そこで、
おそるおそるサイバネティックス云々等について話した。入社して配属先が決まったのはそ
の方が担当する半導体の開発部門であった。その後、一貫して半導体の開発部門で仕事が
出来たのも何かの縁があったような気がする。