ローマ字文書にトライ

2009/6/13

ローマ字文書にトライ

小学4年からローマ字の授業があったと記憶をしている。このローマ字教育は中学校での英

語教育の前段階として位置づけられていたのであろうか。ともかく、ローマ字も漢字も文字と

しては外国の借り物である。純国産の文字はひらがな、カタカナという事になる。結局、日本

人は色々な文字に束縛された環境の中で生活している。書き取りが苦手であり、一時はロー

マ字表記に関心があった時もあった。英文タイプライターを買った時などであった。ともかく英

文タイプライターはアルファベット文化圏の発明品であった。文書作成でそれなりの合理化が

できた。カーボンペーパーを重ねれば複写ができた事は便利であった。もう一つのメリットは

悪筆の人もきれいな文書ができるという点である。会社の技術文書も最初は手書きであった

が、タイプ印字を試みようとする気になったことがあった。CADが利用され始めた頃で、CAD

の端末にプリンターが接続されていた。回路設計のCADではSPICEというシミュレーションソ

フトを使用していた。IBMのメインフレームコンピュータであったが漢字はサポートされていな

かった。IBMという世界企業から見ると日本IBMさえローカルな存在なのだと思った。ともか

く、作業しているシステムの中で技術文書を作成できれば、文書作成の合理化の効果は大

きい。そんなことを思いつつ、ローマ字綴りの技術文書を作り提出した。どこからも、クレーム

は無かったが反響も無かった。結果としてはその技術文書は何らの支障もなく製品の開発

ができた。日本ではパソコンが発展した現在でも漢字入力から逃れられない。そこで、思考

がとぎれたりする。これは、表音文字の文化圏の人に対する決定的なハンディのようような

気もする。このハンディを日本人が克服できれば日本人の創造性は数倍向上するのではな

いか。