2009/8/14
横井庄一さん
グァム島で発見され1972年に帰国した。グアム派遣から約28年後との事である。帰国したと
きの言葉が、恥ずかしながら...として当時の話題になった。戦争の是非は別として、横井
さんの単身のサバイバル生活は自分としても大変興味があった。確か、本も出されてそれを
読んだ記憶がある。その中で特に立派だと記憶に残っているのは、暦を正確に管理していた
事である。その日、その日の危険な生活に追われて数十年過ごしたら、暦どころではないと
思う。自分の年が何歳か、今日が何月何日かも忘れてしまうのではないかと思う。人は一人
では生きられないと良く言われる事は確かである。しかし、一人でも生きなくてはならない、生
き残ってやるぞという意欲も大切なようだ。横井さんはこれを自然体でやってきたようだ。
色々なところで生活の知恵を発揮している。自分たちも子供の頃はナイフ一つで色々な遊び
をした。肥後守ナイフと言われていたようだ。ヒゴモリと呼んでいたと思うが、正確にはヒゴノ
カミという登録商標であった。ともかく横井さんがジャングルで単身生き延びることが出来た
のは青少年時代の豊かな生活体験が役立ってのことであろう。