2009/8/22
方向指示器
車の進行方向を示すのに方向指示器は必須の装置である。その方向指示器も昔は手動で
あった。実際に使った記憶は無いが、機械式の操作で左右にある方向指示棒がぴょこんと
横に出るようになっていたようだ。自動車の教習所では手で進行方向を示す方法が教えられ
た。これは方向指示器が故障した時の対処法であった。交通信号機もまだ設置台数が少な
く、交通整理もお巡りさんが手動で行っていた。その後は、ランプを自動点滅させて方向を示
す方式が普及した。ランプの自動点滅にはリレースイッチが使われていた。ある時、左右の
点滅時間が一致せず狂ってしまった事があった。リレースイッチの開閉速度が変わるという
完全な故障の一歩手前の故障であった。まだ、リレー式の方向指示器は多く現役で使われ
ているようだ。品質、コスト的に安定しているのだろう。