イタチ

2009/10/30

イタチ

昔は農家には小さな鶏舎があり、鶏を飼っていた。時には放し飼いをして、庭にこぼれた米

や麦をついばんでいた姿を思い出す。この鶏舎が破られて鶏が食べられてしまう事があっ

た。犯人はイタチであると言われていた。イヌ、ネコも放し飼いの鶏なら狙う可能性がある

が、鶏舎を破る事は少ないようだ。イタチは野生動物でその姿を直接見せる事は少ない。し

かし、かつては田舎の人家周辺にも棲息していた。自分もその姿を何度か見た。現在、身近

に棲息している野生ほ乳類はモグラとネズミ位ではないかと思う。聞いた話ではまだタヌキも

いるらしいが。幼少時にはキツネやタヌキが出てくる昔話をよく聞かされた。キツネやタヌキも

身近な存在であった。農作業ではモグラの被害が大きい。マルチを張ったその下をモグラが

這い回る。作物の育ちが悪いと探って見るとその下にモグラのトンネルが走っている。餌にな

るミミズ等が多いのも事実だが、モグラは招かざる客である。