2010/7/9
アナログいろはカルタ:苦楽
ら :
■楽あれば苦ありより、苦を去れば楽来る
苦楽、吉凶は相半ばするかもしれない。しかし、人生最初から楽が来ることはまれである。取
り除いた苦は又楽しが実状ではないか。いろはカルタに○ 楽あれば苦あり ○楽して楽しら
ず ○来年のこといへば鬼が笑ふ 等があるようだ。楽あれば苦あり という言葉から、現在楽
の境遇ならば苦の境遇もやがてあるのだから自戒せよととれるだろうか。現在辛苦の境遇で
もいつかは楽な境遇もくるかもしれないというなぐさめ的に理解してしてしまう。他人が楽をし
ているのをやっかむようでもある。技術者の仕事も苦の連続のように感じる事もある。しか
し、やがては仕事の手順をわきまえ、要領もよくなると苦も少なくなる。同時にマンネリ感も生
まれる。ともかく苦楽は相対的で心情的・社会的な部分もある。独り占めしないで拡散したら
どうか。