老人の寝言:政府が示す国民の幸福度とはなんだろうか

2011/12/15
昨日は晴れ。竹切り。倒れた三本の竹が蜜柑樹の上を覆っていた。日陰になるので切った。東向きに倒れているので西風に煽られたのだろう。根本に竹が密集しているので結局十数本切った。少し汗ばむ。次ぎに椿の生け垣の剪定。一部珊瑚樹もある。椿の蕾は大きく膨らんでいた。正月頃には開花しそうに見えた。咲いた花を切り落とすのも未練があるなと思いつつ作業。

2011/12/14の天気

TAVE= 5.6
TMAX= 11.4
TMIN= 0.9
DIFF= 10.5
WMAX= 2.3
SUNS= 6.8
RAIN= 0

最低気温(℃)  0.5  06:08
最高気温(℃)  11.7  14:48

老人の寝言:政府が示す国民の幸福度とはなんだろうか

YOMIURI ONLINE(コラム・ブログの中の日野原重明の100歳からの人生)は、「国民の豊かさとは何か ;url=http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=51695(2011年12月14日)」というタイトルで、「国民の幸福度高める方針、政府は発表し実行を 日本政府はこの際もっと国民の幸福度を高める方針を勇気を持って発表し、それを実行する行動力のある政党が望ましいと私は強く感じている。日本の過去には後藤新平や石橋湛山のようなすぐれたリーダーがあったが、それに対して、現在の日本は政治的リーダーシップが貧困であることを私は痛感している。」と報じた。

老いて益々盛んなのが文化勲章受賞者の日野原重明氏。満100歳を迎えているとの事だ。この娑婆食うことを除いたら楽しみは半減するだろう。著名人と関連する食べ物と言えば、池田勇人首相の麦飯、土光 敏夫経団連会長のめざし、日野原重明聖路加国際病院理事長、同名誉院長のステーキ。国民は同氏が幸福の絶頂にあるように感じていないだろうか。その同氏が上記のような記事を出しているのはちょっと違和感を感じる。今時、政府に上記記事のような要求をしても、麦飯さえ出ないのではないか。

昨日のNHKTVで定年の65才への延長方針を政府が決めたと報じていた。経営者団体は頭からこれに反対。これでは、労働者の働く意欲も上がらない。定年延長は年金の支給年齢の65才への引き上げの付帯条件に過ぎないだろう。一般の高齢者にとって老後は必ずしも明るいものではない。死を迎えるまでの期間が翁捨山姨捨山にならないようにと願うことしか出来ないのが一般人だ。それにしても、老いて益々盛んな人々が、既得権に安住して老害を振りまいているのも日本の現実だ。上をみても、いつになったら頂上に到達できるか分からないようでは、組織の活力は自然に減衰して自滅の道を進んでしまう。日本には、功成り名遂げ、齢に不足無くなれば、後進に道を譲るとう麗し風習があった。生涯現役も一つの理想ではあるが、役職や仕事が無限にあるわけではない。記事ではブータンの「国民の幸福度を示すGNH(Gross National Happiness)」を引き合いに出しているが、それは刺身のつまのようだ。幸福は絶対的な感情ではないだろう。ともかく、あなたの幸福がわたしの幸福というのが理想だが、その逆が日本の実状ではないか。