日々農天気:切るに切れないセンダンの大木

2013年1月28日月曜日

昨日は晴れ。最高気温(℃) 7.4 14:20 。やや強い風が吹いた。ざっそう句:センダンの 太枝切れば 見える過去。息子が幼少時に、どこからか見付けてきた小さな苗が大木になっている。大きくなりすぎないよう太枝切りをしている。寒風にさらされながらの仕事。他に、ミカン、夏みかんの収穫。夏みかんの皮を煮て砂糖まぶしにした加工品をもらった。夏みかんの材料は我が家の物。WEBで調べると「夏みかんピール」と言うらしい。苦味のある大人の味で実にうまい。手間と時間がかかるようだ。感謝。

2013年1月27日の天気(AMEDAS)

TAVE= 2.4
TMAX= 6.8 最高気温(℃) 7.4 14:20 
TMIN= -1.1 最低気温(℃) -1.2 07:08 
DIFF= 7.9
WMAX= 5.8 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 12.1(北北西) 13:36 
SUNS= 9.9
RAIN= 0

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日々農天気:切るに切れないセンダンの大木

植木には、それぞいれ何らかの記憶が残っており、簡単に切りがたい。我が家のセンダンもその例であろう。鉛筆一本程度の太さの雑木苗が、一抱えほどの太さになっている。

以下に関連記事を書いた。「センダン:いとしきもの(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2010/05/post-5262.html。(2010/5/9))」。「初めての植物育て(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2008/11/post-8218.html)。(2008/11/4)」樗(おうち)とも言うらしい。母が高山樗牛の滝口入道という本の話をしていたのを思い出す。

樗牛とはセンダン=双葉より芳しという関係で繋がっているのか。WEB辞書によると「1.木の名。にがき科の落葉高木。皮はあらく、材は柔らかくて白く、用途はない。葉に臭気がある。にわうるし。臭椿(しゅうちん)ともいう。昔、日本では、みつばうつぎ科のごんずいにこの字を当てた。
2.転じて、役にたたないもの。無用の長物。
3.<国訓>おうち。暖地に生ずる落葉高木。せんだん。平安時代、獄門に植えて罪人の首をさらした。 」とある。

「高山樗牛。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E5%B1%B1%E6%A8%97%E7%89%9B。(最終更新 2012年10月17日 (水) 12:32 )」『ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に、「高山 樗牛(たかやま ちょぎゅう、 1871年2月28日(明治4年1月10日) - 1902年(明治35年)12月24日)は明治時代の日本の文芸評論家、思想家。東京大学講師。文学博士。明治30年代の言論を先導した。本名は林次郎。」とある。

「センダン双葉より芳し」という言葉から、秀才の譬えと思ったが、高山樗牛の「樗牛」からは「無用の長物」X「牛(鈍重)」と名前としては謙遜の二乗にもとれる。ところがWIKIPEDIAを見ると明治期の秀才で、余りの秀才故に疎まれたように感じる。WIKIPEDIAへのリンク⇒青空文庫や滝口入道とリンクを3つ辿ると「滝口入道」という作品まで行ける。便利な時代になったものだ。追記:WIKIPEDIAによると「樗牛の号は「荘子」に因むもので高校時代から用いていたといい、同人誌や山形日報などに評論、紀行などを発表。」との事。凡人の推測を超えている。

今回切った枝の一部に実が付いていた。花が咲いたらしいがそれを見ていない。植えた本人は、切って良いと気安く言っているが、大木になると切るのも一苦労である。太枝を切るだけで大変だった。脚立を使い、小さい枝から切り太い枝を最後に切った。危険なので、倒す時は木に近づかずロープを引っ張って倒した。落下予想地点から離れた点に落下したのでロープにして良かった。以前、樹勢を弱めようと幹に直角に鋸で切ったが、その切り口は膨らんだ口のようになっていた。大きな効果は無かった。センダンの材質は柔らかく切りやすかったが、切った枝葉の重量感はあった。

のびのびと伸ばして、紫色の花をそれとなく観賞したい気持ちにもなる。成長が早く、日陰を作るには適した樹木だろう。我が家でも、それが残っているもう一つの理由だ。
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