2016年2月1日(月)
昨日は晴れ。ざっそう句;盆栽狂 咲いた椿の 腕自慢。超老人モードで預かり物を配る。野暮用の最後の一件が終わってほっとした。宅内閑居。調べ事。本日から二月・如月である。寒いが俳句の季語では春の扱いのようだ。広辞苑では、「生更ぎ」と書き、草木が更生する意味であると解説しており、寒いので衣服を重ねて着る「衣更着」は誤りとしている。確かに、植物は、前年の夏から既秋にかけて、翌年の春の準備を始める。それを見ると、もう春は始まっているのだ。ロウバイやウメがちらほら咲いている。椿は材が固いので、盆栽の形を作る作業は、枝や幹が若くて柔らかい時に行うとの事だ。花を着かせる位置や向きの講釈も聞いた。自分が、庭のツバキの剪定をする時は膨らんだ蕾を適当に残すだけだ。オトウサン剪定が上手と言われれば病み付きになるだろうが、最近はカミサンが自分のツバキの栽培を始めた。これで、グチが少しでも減れば上々か。
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身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(9):米じいさんの初恋は?
昔話で、米じいさんが渡米を決意した動機に、恋人が病死したので、より大きな夢に挑戦して、失恋を克服したのではという伝説があった。それは、恋人が米じいさんに宛てたラブレターを読んでそう解釈したのではないかと思われた。ある時、その手紙が入っているボロボロの文箱を渡されたが、巻物のように筆で書かれた長文の手紙で、当時の農家をしていて教養も少ない者にとって、何が書かれているのか読み解く事もできなかったのではないかとも思った。
そこで、もう少し真剣に読んで見ようと挑戦してみた。さすがに、女子師範の学生らしく、女子教育の論陣を張っているような部分もあった。その手紙には、当時日本でも関心を集めた、女子教育の先駆者ヒュース女史の話も出て来る。そうして、手紙の末尾には米じいさんに女子教育を託している部分もある。米じいさんの人生には、(女子)一貫教育という考えが流れているように感じる。その最初のトリガーになったのが、米じいさんの初恋の女学生のように感じる。
伝説では、渡米の目的がはっきりしていないが、実業で成功して故郷に錦を飾るのが表の目標であったようだ、もう一つの目標が渡米して稼いだ金で学校を建てる事だったようだ。それは、講談社の創業者野間清治と交わした会話の伝説からもうかがえる。米じいさんが死亡した時、野間清治が志津香さんへ宛てた手紙も残っているようだ。二十年の没交渉が続いたが、帰国後野間清治と旧交を温めていたのだろう。
米じいさんの恋人は本当に病死してしまったのか。手紙を読んでも、何とも言えないように思える。最早、その手紙の真偽を解釈しても得る物は少ないだろう。だが、その手紙からは、当時の開明な思想に共鳴していた女学生として、自分が米じいさんと結婚するより、自分が引いても米じいさんに大きな目標にチャレンジさせようとしたのではないかともとれるのであった。この手紙の女学生は、米じいさんの人生でどのような役を演じたのかは不明だが、忘れ得ぬマドンナであったと思われる。
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2016年01月31日 伊勢崎(イセサキ) | ||
TAVE= | 5.8 | 毎正時のアメダス観測値(気温)の平均値 |
TMAX= | 10.8 | 毎正時のアメダス観測値(気温)の最大値 |
TMIN= | 2.1 | 毎正時のアメダス観測値(気温)の最小値 |
DIFF= | 8.7 | 毎正時のアメダス観測値(気温)の最大値と最小値の差 |
WMAX= | 4 | 毎正時のアメダス観測値(風速)の最大値 |
SUNS= | 9.8 | 毎正時のアメダス観測値(日射)の合計値 |
RAIN= | 0 | 毎正時のアメダス観測値(雨量)の合計値 |
1日の極値 | データ | 時刻 |
最低気温(℃) | 1.9 | 23:51 |
最高気温(℃) | 11.1 | 15:18 |
出典=気象庁 | 参照⇒ | AMEDASへのリンク |
最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) | 8.4(西南西) | 3:10 |
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