2016年1月16日(土)
昨日は晴れ。ざっそう句;事故初め 地獄に向かう スキーバス。宅内閑居。ある件でWEB調査。そこへ来客。縁側でひなたぼっこをしながら雑談。宿題一件預かる。半ぼけで欲も半分になれば結構だが幾つになっても欲は残る云々と高尚な話題で渋茶をすする。一緒にキウイフルーツを収穫。樹上で柔らかくなり始めている。夕方、来客。DVD鑑賞を始めたが途中で解散。テレビニュースは死者十数人になった長距離バスの転落事故を報じていた。運転手二名は死亡し、バス会社に捜査が入ったたらしい。以前起きた長距離バス事故の再発防止対策が不徹底で、いまだにその教訓が生かされていないと思った。
信濃毎日新聞は、「軽井沢、バス転落14人死亡 スキーツアー、負傷27人。;http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20160115/KT160115ASI000014000.php。((1月15日) )」というタイトルで、「15日午前1時55分ごろ、北佐久郡軽井沢町の国道18号碓氷バイパスの入山峠付近で、スキー客を乗せたバスが対向車線にはみ出して道路右側の崖下に転落した。県警や佐久広域連合消防本部によると、乗客39人(男性24人、女性15人)、乗員2人の計41人のうち、乗員2人を含む男性9人と、女性5人の計14人が死亡。ほかの27人は重軽傷を負い、同町や佐久市、小諸市、群馬県内の九つの病院に搬送された。」と報じた。(このサイトへのリンク)
事業者、それを監督する当局も含めて構造的問題はないか大いに気になる。
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身辺雑記:田舎老人徒然草:炬燵で聞いた遠い遠い昔話(2):米じいさんの帰国
米じいさんの話を聞いたのは、本当にあった昔話をそれなりに理解できる年齢の十代頃になってからだと思う。その時点で、すでに半世紀以上の前の事であった。父が生まれた頃、米じいさんは既に米国におり、米じいさんが帰国した頃は、父が小学生ほどの年齢であり、帰国後一年ほどで米じいさんは亡くなったので、父にとっても米じいさんは伝説の人に近かった。従って、この伝説も色々な人の記憶を介して伝わってきたようだ。
米じいさんは滞米20年程で、その間に帰国したという話は聞いていない。従って、ほとんどの人が米国で何をしていたのかはっきり分からなかった。ただ、国際郵便等で地元とのつながりはあったようだ。滞米期間が丁度働き盛りの頃であり、師範学校も出ているので、移民としてアメリカに住み着こうとは最初から考えていなかったようだ。帰国して、事業を始めるため、実家に仕送りもしていたようだ。また、アメリカで売り出す織物の試作品を、当時の群馬県伊勢崎染織学校に頼んだという話が伝わっている。
米じいさんは米国で、日本女性と結婚して、二女をもうけたが、明治時代の後半とは言え、その日本女性がどんな人か誰もが関心を持ったようだ。聞く所によれば、その女性は領事館官に勤めていたという伝説もあった。米じいさんが何とか渡米費用を捻出して、ようやく渡米ができた時代だから、適齢期の女性がアメリカにいた事自体態が理解できなかったのであった。
父は、農家の長男で、家族もたくさんおり、勉強どころではなかった。兵役と農業だけで精一杯であった。父の姉は、貧乏ながら勉強が好きで、通信教育で先生の資格をとろうとしていたが、病に倒れてしまった。米じいさん夫婦の生き方も姉の人生に何らかの影響があったと思われる。米じいさんの奥さんから貰った手紙には、姉はおっとり、妹は利発であると書かれていたと聞いた。その後の消息では、妹は早世したとの事であった。
「戦時中の病人(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2009/07/post-6a65.html)。(2009年7月27日 (月))」(この記事へのリンク)
米じいさんは帰国して、実家の隠居小屋に間借りをして、そこで家族が生活していたようだ。早く、自宅を探してそこで新しい生活を始めようと、色々計画していたようだ。しかし、米じいさんはあっけなく死亡してしまったので、奥さんは夫と離縁して親の実家に戻ったらしい。戻る前に、奥さんは、米じいさんが米国から持ち帰った本等を燃やし続けていたとの事だ。相当多くの本があったようだ。その本を焼き払いようやく決心が付いたのかも知れない。それ以来、米じいさんの話も遠い昔話になってしまった。
手もとに、NEW NATIONAL FOURTHREADER (SEKIZENKWAN AND COMPANY, OSAKA JAPAN 1888)という本がある。鉛筆で薄く書き込みがある。ひょとすると、この本を米じいさんが読んだのかも知れない。聞き伝えだが、米じいさんは幼少時から勉強が好きで、英語も学んでいたらしい。
2016年01月15日 伊勢崎(イセサキ) | ||
TAVE= | 3.8 | 毎正時のアメダス観測値(気温)の平均値 |
TMAX= | 10.3 | 毎正時のアメダス観測値(気温)の最大値 |
TMIN= | -2.6 | 毎正時のアメダス観測値(気温)の最小値 |
DIFF= | 12.9 | 毎正時のアメダス観測値(気温)の最大値と最小値の差 |
WMAX= | 4 | 毎正時のアメダス観測値(風速)の最大値 |
SUNS= | 6.5 | 毎正時のアメダス観測値(日射)の合計値 |
RAIN= | 0 | 毎正時のアメダス観測値(雨量)の合計値 |
1日の極値 | データ | 時刻 |
最低気温(℃) | -3.2 | 5:33 |
最高気温(℃) | 10.8 | 14:02 |
NO DATA | NO DATA | NO DATA |
最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) | 8.7(東南東) | 17:53 |