輪廻と環境
2008/9/28
輪廻と環境
環境への関心が高まっている。
当然、食の安全・安心も大きな目で見れば環境問題と繋がるだろう。
地球上の生命現象も巨視的には地球の表層の出来事に過ぎない。
食物も自分自身も地球の表層に起こっている現象の一つだ。
生物は生まれて死んで地球上をぐるぐるまわっている。
次ぎに生まれるときは何の姿で生まれるのか。
その想像をたくましくした人間の思想が輪廻であろう。
ともかく、輪廻という思想は人間が物と時間に縛られた因果関係の
中にとらわれていることに気付いたときに生まれてきのであろう。
人間は輪廻から逃れることは出来ない。
来世に自分が生まれ変わるものは現世の自己の行為により決まる。
自分が望む物に生まれ変わりたいなら現世でそれにかなった行為をしなければならない。
これは古代においては法律以上に人間の行動を支配したであろう。
人間は環境という入れ物から逃れることはできない。
環境と輪廻という因果関係の思想は似ているような気がする。
しかし、働きかけるべき対象はおぼろげながら見えかけている。
人間の思想もゆっくりだが進歩していると考えたい。