01AC_大木の移植

01AC_大木の移植

1.前橋の松並木の松
群馬県道2号前橋館林線(前橋古河線)の馬橋市内の道路拡幅のため天川大島の松並木の松が移植されると言うニュースがあった(url=http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20101113/CK2010111302000073.html:既に削除されていた。)。http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2010/11/post-d0bf.htmlに記事を書いた。年9月にたまたまそこを徒歩で通った。大木の移植は色々な点で興味がある。老木となると根が弱いのではと推測していた。移植するには移植先で活着しなければ意味がない。手間もコストも掛かる。老木自体が価値があるのでそれを枯らすことも出来ない。松の移植は冬季に行うのが良いと聞いたことがある。ようすを見ると移植の準備作業中らしい。幹に布を巻いたり、枝を剪定したりした松が眼についた。中には移植前に既に枯れたらしい松があった。移植後ではなさそうだ。なぜ枯れたのか気になった。枝を落としすぎたのか。幹の頂部を切りつめたからなのか。松は、切り口付近から新芽が出るような性質がない。従って、枝や幹を切るときの判断が物を言うようだ。そうだから松の盆栽の樹形作りが面白いのだろう。自分も庭木の松を切りつめて、切り口に松の枝を接ぎ木して樹高を低くしようと試みたことがある。接木は失敗。本体は枯れずに済んだが、不格好な松と切り口は治らないままである。枯れなかったのは、樹齢が20~30年程度でまだ若かったためではないかと思う。
Matunoki_tachigare
樹木は枝張りと同じ程度の根が張るらしい。根は樹体を支持するだけでなく、養分、水分を地中から吸い上げる働きもする。

「根回し;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B9%E5%9B%9E%E3%81%97;(最終更新 2011年7月1日 (金) 19:06)」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に「根回し(ねまわし)とは、樹木を移植するに先立ち準備する一連の作業のこと。転じて、物事を行う際に事前に関係者からの了承を得ておくこと(下打ち合わせや事前交渉などの段取り)をも指す言葉となった。」、「樹木の移植に関する根回しの作業:成長した樹木を移植する場合、根系を傷めることから、活着できずに枯死したり生育不良に陥る場合が多い。これを避けるために、半年前から1年程度前に、根元近くの太い根を切断し、切断部周辺から活発な新しい根の生育を促す。新しい根は、水分や養分をより活発に吸収することから、移植先でも活着することが期待できる。根切りの部位は適切に判断しないと、移植する前に樹木が衰微することもあるので、慎重に行う必要がある。」とある。

上記、移植工事で、当然「根回し」はしているのだろうが、老木のため、新根の発育が遅れて、地上部の養分・水分要求に対して、根部が十分機能できなかったのが枯れた原因なのか。前橋大島と言えば梨の産地。土壌は砂礫質だと思う。土壌水分保持量が低いのも枯れる要因になったのか。ともかく、現実に移植前に枯れたとおもわれる事例が出ているので、原因解明と適切な対策が必要だろう。(2011/9/12)

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    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)