02A4_古代佐位郡の正倉遺跡(三軒屋遺跡)

02A4_古代佐位郡の正倉遺跡(三軒屋遺跡)

1.三軒屋遺跡
古代郡衙と言われる遺跡があちこちで発掘されている。伊勢崎市の三軒屋遺跡は古代佐位郡の正倉の遺跡であるが、「上野国交替実録帳」という古代資料の佐位郡の記事に「中南行第一八面甲倉位置壹宇」と記載された倉と発掘で検出された八角形の倉の跡が一致しているとされ、遺跡としての重要性が高い。三軒屋遺跡の調査報告書、「三軒屋遺跡 Ⅰ(2007年)」、「三軒屋遺跡 Ⅱ(2010年)」が伊勢崎市教育委員会より発行されている。

2.発掘調査
現在、三軒屋遺跡の正倉が分布する範囲を確定するための調査が継続的に行われている。
以下の写真(10/28/2010 )は、殖蓮小学校の旧体育館撤去に伴い発掘調査された時の、現地説明会の様子である。斜めに掘られた穴が検出され、その用途が話題になった。斜めに棒、柱等を立てって、上から旗や幟等をつるしたのではないかとうような説明があった。このような斜めに掘られた穴の発掘例が少なく、まだ用途を断定できる段階ではなさそうだ。
Naname_ana_2

3.三軒屋遺跡の講演会
三軒屋遺跡の講演会については、http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2008/11/post-3f1a.html(2008/11/23)の記事を書いた。地域の古代の様子を知ろうとしても文献資料は極少ない。発掘調査資料から想像する以外にないのが実状のようだ。(2011/5/13)

4.粕川の河床遺跡?
数年前、五目牛橋の北方の粕川河床に方形の石状物体が並んでいるのを発見した。どうも自然物ではなさそうだ。どうしても、自分には河床遺跡に見えてしまうのだ。写真の上方には五目牛の牛石がある。河床の大きな自然石もこの牛石と関係がありそうに見える。古代の東山道は五目牛の牛石脇を通っていたと郷土史家が教えてくれた。この石列の下流には新しく魚道のような施設が出来ていた。地域の歴史は史跡という点を結んで線として更にその線で囲まれた面を想像することにより本当の意味が解けてくるのではないか。この粕川の河床遺跡も何かを語っているのではないか。三軒屋遺跡-稲作-粕川-水利という共通項で結ばれている何かがあるのではないか。(2011/5/23)
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5.三軒屋遺跡と周辺遺跡群の地図
三軒屋遺跡は上植木地区にある。昔上植木村と呼ばれていた地域で、多数の古墳や遺跡が散在している。この地域のイメージを掴むために以前から遺跡地図を作ろうとしていたが、ようやくJPGデータができた。上植木地区は農村地帯だったので遺跡が大規模に破壊されずに残ったのではないかと思う。(2011/6/2)

SANGENYA_SYUUHEN_ISEKI.jpgをダウンロード
Sangenya_syuuhen_iseki

Kamiueki_map_koudo2

三軒屋遺跡周辺の地形。地形を理解するために高度を記してある。北高南低のなだらかな傾斜地の先端に三軒屋遺跡がある。この傾斜は自動車ではほとんど気付かないが、徒歩や自転車では実感できる。三軒屋遺跡の西側に粕川が、東側に男井戸川が流れている。三軒屋遺跡東側の南北道が舌状台地の稜線となっているようだ。この線に沿って神社仏閣がある。古代の地域を理解するためは地形の理解が不可欠。(2011/12/7) .

6.太田市大道東遺跡の発掘調査現地説明会(2005年)
Daidou_higasi_4pix
写真は2005年の太田市大道東遺跡の現地説明会の様子。古代の東山道は全国を結んだ政府直轄のハイウェイ。上段が現地説明会の様子。下段が出土した展示品。左が大きなスエキのカメ。右がクルル鉤。当時の一般民家は鉤など使わなかっただろう。そうすると米や貴重品を入れた倉等に使われたのではないかと想像してしまうのである。果たして三軒屋遺跡でこのようなクルル鉤が出土するか想像するのも楽しい。東山道のルート解明も地方の古代史という視点から興味がある。(2011/11/20)

7.三軒屋遺跡の発掘調査現地説明会(2008年)
Sangenya_2008_2pix
三軒屋遺跡正倉院の北限を調査するために行われた発掘の現地説明会の様子。殖蓮小学校は奥。右手が殖蓮公民館(カメラアングルは西から東)。右は確認された正倉の掘りの断層写真。(2011/11/20)

Sangenya_111218
DSC=2011/12/18AM。現地説明会(見逃した)はこの日の午後だったようだ。左奥は伊勢崎警察署。右の掘り穴が北限の掘りの遺構と思われる。

8.太田市天良七堂遺跡(新田郡衙)の発掘調査現地説明会
Tenra_sichidou_111218
2011/12/18AM。現地説明会前の様子。左が受け付けテントと駐車場。右が発掘現場。これは当日配布の「平成23年度現地説明会資料」の表紙の部分と同じ場所で、「正倉北群の掘建柱建物跡(5トレンチ-西から)」に相当するものと思われる。時間の都合で説明は聞けなかった。今回の調査で郡衙の周囲が東西約400m、南北約300mの台形に区画されていた事が判明と資料にあった。遺跡住所:太田市天良町7番地内。天良七堂遺跡と三軒屋遺跡の直線距離をurl=http://www.mapion.co.jp/で調べたら大体11Kmであった。

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    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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