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2013年5月11日 (土)

ハトよ 鳴いておくれ(愛しき古里):八坂用水と粕川サイフォン

2013年5月11日土曜日
昨日は昼晴れ。朝晩曇り。最高気温(℃) 29.4 13:41。ざっそう句:よれよれの 麦わら帽子 出番来る。朝方は定例の仕事。昼間暑くなったので古い麦わら帽子を今年初めて着用。圃場整理。ミカン苗に這い上がった枯れた蔓草等を除去。もう新しい蔓草が育ちはじめている。一年の手抜きが三年以上の生育遅れになる。ジニア苗の除草。メヒシバや雑菜も同時に育っている。本葉2~3葉になった。スイカ等の種を播いたが全滅が多い。スモモに高接ぎしたハリウッドが実を付けていた。同居させて貰っているスモモの方に実を付けさせて欲しいのだが。コンビニプリント用にDSCデータを加工。

2013年5月10日の天気(AMEDAS)

TAVE= 20.8
TMAX= 28.5 最高気温(℃) 29.4 13:41
TMIN= 13 最低気温(℃) 12.2 03:29
DIFF= 15.5
WMAX= 4.7 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 10.6(東南東) 15:41
SUNS= 6.3
RAIN= 0

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ハトよ 鳴いておくれ(愛しき古里):八坂用水と粕川サイフォン

偶然、華蔵寺公園で小畠武堯の頌徳碑に遭遇し、八坂用水の事が頭の隅に残っていた。神澤川を横切って樋(とい)で水路を延長した史実には感動する。その八坂用水は東流して粕川に突き当たるのである。その部分はどうなっているのか。

「読みかじりの記(ハトよ 鳴いておくれ;愛しき古里):華蔵寺公園にあった小畠武堯(おばたけ たけたか)頌徳碑(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2013/04/post-7415.html)。(2013年4月19日金曜日)」

先日、外出したついでに、改めて八坂用水の粕川サイフォンを見た。外見は単なる堰にしか見えない。堰とは水流を分けたり方向を変えたり水量を調整したりする水利施設だ。この粕川サイフォンでは、八坂用水が粕川の下をトンネルのようにくぐっているのだが、想像力を働かせないとそれが見えてこないのだ。

WIKIPEDIA「サイフォン。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%8E%9F%E7%90%86)」。この記事にあるサイフォンの始動に関する部分は参考になった。

粕川サイフォンの入り口、出口は安全対策の金網等があり、直接見ることが困難であった。改めて「八坂樋と伊勢崎の掘と川(長谷川 龍雄 著)」(昭和63年7月21発行)を開くと、写真集として出版当時の上流から下流までの八坂用水の写真が多数掲載されていた。参考にその中の、粕川サイフォンを引用しておく。粕川の河床下を横切って、東岸の出口の部分が佐波・新田用水の起点になっているようだ。

同書の「(五)八坂用水の開発と小畠武堯の功績」という段にある、小畠武堯の逸話も水利事業を遂行する指導者の責任を語るものであろう。当地区の八幡沼開鑿の指導者川端宇兵衛翁は江戸末期にだが、旱魃対策のため池開鑿に成功した。八幡沼は2014年に竣工150年を迎える。振り返ると、川端宇兵衛翁は小畠武堯の事業も研究していたように感じる。川端宇兵衛翁はいわば民間の人物だが、その水利事業を成功させた。伊勢崎藩に請願書を出して工事の許可を得ている。国定忠次と沼浚いをした西野目宇右衛門は切腹の刑。国定忠次は磔の刑に処せられた。お上の領分であった水利事業を無断で断行?したお咎めという見方もできるかもしれない。それでは、失敗に終わった女堀の開鑿指導者は~と色々想像してしまう。

同書で、著者は、「新水路に水を揚げる当日には、武堯は麻衿の白装束を着用して、菩提寺の善応寺本堂に端座し、刻々と報じられる通水状況に、耳をそばだてていたのであった。漸くにして領界の神沢川に架した八坂樋を、無事通水したとの報に接し、武尭は思わずニッコリと笑って立ち上り、古謡一曲を舞い歓びの言葉をかわしたと伝えられている。白装束で通水状況を待っていたのは、万一通水に失敗した時は、全責任をとって即座に切腹し、工事の不備を上下にお詫びする覚悟であったと、言われている。この八坂通水の大功労者小畠武堯小島武尭は、享保十八年(一七三六)病没し、善応寺の墓地に眠っておられるが、大正七年、生前の功績によって、従五位を追贈されている。生前苦労の多かった武尭も、地下に於いて此のはからざる聖恩に感泣したことであろう。」と記している。

小畠武堯は、いわばお上(官)の側の人物だが、その責任に対する覚悟は同書で余すところ無く語られているだろう。
Bopix_yasakyousui_kasukawa_saifon_6
左3枚:粕川東岸、その右2枚:粕川西岸、最右端(昭和の頃:本文参照)

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追記(2015/1/7):「ハトよ 鳴いておくれ(愛しき古里):八坂用水と粕川サイフォン。」の記事がランキング10位に入った。「ハトよ 鳴いておくれ(愛しき古里):八坂用水と粕川サイフォン(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2013/04/post-7415.html)(現在ランキング2位)」と関係があるのかも知れない。以前、波志江町の郷土史研究家が八坂用水だったか、水利関係の古文書を研究して発表したと上毛新聞の記事にあったのを辛うじて思い出した。先日、鯉沼の南西隅にあったコンクリート堰に、堰建設時の記録らしい文字が記されていたのでデジカメ撮影した。工事中で危険だったので後日しっかり撮影しようとした。いくつかの文字が辛うじて読める程度だった。その後、行くとその旧堰はきれいに撤去され、新しい堰ができつつあった。残念!現代文明の機械力は歴史の破壊力に通じる事を身近に感じた事だった。
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  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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