02B_蔓には巻かれよ(本気で対策!?)

02B_蔓には巻かれよ(本気で対策!?)

1.蔓性植物

夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡。夏に絶頂期を迎える雑草も冬になると見る影が無くなる。でも、夏草を制覇しないと露地栽培は成り立たない。雑草の上を行くのが蔓性植物。蔓性植物は強いのか弱いのか。人間の世界でこの蔓性の植物の藤を藤原氏と結びつけた話にどこかで出会ったような記憶がある。

確かに、この藤も一筋縄で思うように扱えない。お宅の藤は良く咲くねと言われる。蔓は地面に垂れると根を出す。それを植えておくと蔓が伸びる。仕方なく若い蔓をくしゃくしゃに折る。いじめてやるとごめんなさいというのか花をつける。そんなわけで、何本も花の咲く藤のがある。しかし、日陰に置くと、ともかくつかまれるものに巻き付いて一所懸命伸びようとして、その間は花を付けない。ともかく、蔓草も侮りがたいが、愛すべきところもある。

蔓が問題になった2010年の話題:http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2010/09/post-09d8.html

2.ヤブガラシ

(1)歩道の側溝脇に菊や水仙を植えている。ヤブガラシは側溝に沿って根を張っている。これを完全に退治するのが難しい。水仙の方は春先に花を咲かせて梅雨時には葉もしおれる。菊の成長はヤブガラシと並行する。ヤブガラシが菊の上にはい上がると菊は枯れてしまう。路側で飛びつく支持物が無いので横に這い出している。

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ともかく、蔓を根元の方にひっくり返してその上にグリホサート100倍液を散布してみた。ここにはコスモスを植えたりしたが決定打無い。2009年は手入れも不十分で菊も死滅寸前だ。セイタカアワダチソウもはびこり出した。

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どんどん伸びるヤブガラシの新芽。日陰の出来る環境の新芽で、ともかく支持枝を求めて伸びるのに集中しているようだ。葉も少ない。引き抜いても根は地下に残る。
(2)根は地下10~30㎝程度の所を縦横に走る。完全に退治するには根を堀上げる必要がある。根があると残った根から発芽する。土壌が柔らかい場合は、茎の地際から地下に手を入れて根本から引き抜く事が出来る。土壌が硬いと根本を引き上げても切れてしまう場合が多い。巻き髭で取り付く。水分が多いのか重量がある。分岐した枝毎に引き下ろすのが良いようだ。分岐枝一本を支える力は小さいので茎が切れることが少ない。

3.ツルマメ

(1)根を引き抜いてみると小さな球形のコブがある。根粒のようだ。ヒゲは無くて茎が支持物に巻き付く。かなり密に巻き付くので無理して蔓を引き抜くと葉がこぼれ落ちるので要注意だ。知らぬ間に、毎年種をとっているようだ。ふと、ジャックと豆の木という童話を思い出した。やはり、気になるのが蔓の生長の早さ。きっと、モデルになった豆の木があったように感じる。

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苗に飛びついた蔓まめ

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蔓まめの根。根粒ができる。

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ツルマメの花。

(2)対象物に茎が巻き付くので完全除去に手間がかかる。根は切れないで引き抜きやすい部類。早めに引き抜くのが良さそうだ。

4.カナムグラ

(1)ザラザラするトゲが葉と茎にあり、草体が大きくなると素手で扱うのがイヤになる。従って、放置すると我が世の春を謳歌して、茎もかなり太くなる。支持物が無い場合は地面を這い始める。小さなうちに引き抜くのが一番良いようだ。

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菜の花の枯茎を制覇して這うカナムグラ。

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カナムグラの花(09/30/2011 )。

(2)根は切れないで引き抜きやすい部類だが、葉と茎に棘があるので根を攻めにくい。
Kanamugura_momo
桃の木に這い上がったカナムグラ2010/10/1

5.藤

(1)竹藪の北側に植えた。つい植えたのを忘れて何年も過ぎた。竹を切ったが、竹が倒れない!調べてみると竹の上部に藤の蔓が巻き付いている。構造体としては蔓が巻き付くと風には強くなりそうでお互いに共存しているのであろうか。しかし、現実は生存競争なのか。花が咲くのは生存競争の勝負がついてからになりそうだ。植林した杉の木か、藤が咲いているのを見たことがある。人間が蔓退治をしないと少しづつ蔓がはびこってゆくだろう。気になる点だ。

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春先に藤の花が咲くと愛でてくれる人がいる。日当たりが良く、花後に適当にいじめてやるので花が咲くのであろう。もともとは地面を這った蔓を株分けして植えた物だ。

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飛びつく場所を探して蔓を伸ばす花後の藤。切ってしまうと栄養成長モードに入り花が咲きにくい。飛びつかないようひねる程度がよいようだ。

(2)木質の茎が対象に巻き付くので除去に手間が掛かる。日陰に植えると花が咲きにくく蔓だけが伸びるので植え場所に注意する必要がある。花を咲かせるには捻枝するのも良さそう。

6.イシミカワ

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庭植の梅の木にはい上がったイシミカワ。この根性だけは見習いたい。

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梅の木の頂上へ登ったイシミカワ。例年ではこんな事は無かった。原因を調べてみると、今年降った重い雪で、梅の枝が折れたままであったので、この折れた部分に飛びついた蔓が、それを足場として更に梅の木の頂部近くまで伸びたようだった。折れた枝は早めに処分しなければならない。(2010/11/1)。

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イシミカワの種子(09/30/2011 )

7.あさがお

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今年は頑張って朝顔の蔓退治をしたが遂に花を付けてしまった。種が固くて強いのか、完全に駆除するのが難しい。一度除草しただけでは、発芽条件が良くなって、発芽時期の遅い次の種子が芽を出してくる。でも、物置の隅に潤いを与えてくれているようで花を付けた株は現在黙認中(2010 /09/12(日)撮影)。尚、小さな赤黄色の朝顔のような花を付ける蔓草も畑に繁茂している。調べてみるとマルバルコウという外来種らしい。これも根気よく駆除しないと負けてしまうかもしれない。種子は大きい方なので種子退治が確実かもしれない。それには実がこぼれる前に作業が必要だ。

10.からすうり

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このおいしそうな実をみているとカラスウリを憎む気になれない。葉が枯れて赤く熟した実が際だってくる。地面の草かきをしていると、しなびた白っぽいサツマのような根がでてくる時がある。カラスウリを退治するためにはこの根を除去する必要があるのだが、それが徹底できない。清楚な白い花を付けて、観賞用に面白そうだとも感じる。幼少時には、転んでできた打ち身や傷にカラスウリの中身を取り出して患部に塗りつけた記憶がある。老人や先輩から薬効があると伝え聞いていたのだと思う。しかし、生け垣の上部をカラスウリが占拠すると悲惨な目にあう。(2010/11/1)

11.アケビ

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なんと、絶対安心と思っていた柿の大木にアケビの蔓が飛びついてしまった。下がパイプハウスでアケビの棚。何本かの蔓が互いに巻き付きながら上昇して柿の枝を捉えた。毛利元就の三本の矢の譬え以上の現実。これをつる植物が一年で成し遂げてしまった。

Akebi_s

放置すると手が着けられなくなるので、翌春写真撮影後に蔓を取り払った。脚立と高枝きりを併用。最後は蔓にぶら下がったが柿の枝が折れた。老朽化したパイプハウスを棚として使ったが、手入れ不足の結果。

12.くず(葛)

Kuzu_denncyuu

地面は葛が密生している路傍。そこに立てられた電柱に葛が這い上がった(撮影:09/26/2010 (日))。アメリカでは葛は日本から入った外来植物で対策に苦慮していると聞いた事がある。最近の電線は裸銅線ではなく被覆されているので直ぐに被害は出ないかも知れないが、万一に備えた対策が必要だろう。

WIKIPEDIA(英語版に葛に関する情報があった):http://en.wikipedia.org/wiki/Kudzu

WIKIPEDIAによると、「Kudzu is sometimes called gé gēn[1] (Chinese: 葛根), and (due to its out-of-control growth in the Southeastern United States) has earned such nicknames as the "foot-a-night vine", "mile-a-minute vine",[1] and "the vine that ate the South" (of the United States).[2] In Vietnam, it is called s?n day.[3]」成長が早く扱いにくい蔓草で、「一晩1フィート伸びる蔓」、「一分に1マイル伸びる蔓」、「アメリカ南部を食べ尽くす蔓」とという名前を貰って、かなりの嫌われ者になっているようだ。

13.スイカズラ(忍冬)

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    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
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    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
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    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
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    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
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    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
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    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
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