01C_愛しきもの 根っ子
01C_愛しきもの 根っ子
作物を育てるにも、雑草を退治するにも「根」を忘れては手抜きになる。根に関する単語は、基本的で重要な事を表す場合が多い。基本の本(もと)の更にそのしたが「根」だ。「根」をおさえると、物事の見通しも良くなる。森をみて木を見る事も大切だが、木を見て根も見るのも大切。何もしなければ地表の下の根は見えない。(2011/09)
1.蔓草の根っ子
2006/3:仕事中に掘り出した。四方に伸びた蔓の下が根っ子。やや貧弱に見える。
2.市販のサクランボ苗の根っ子
苗の根っ子の善し悪しは大切だ。この苗は台木の枝に穂木を接いだ物を挿し木した接ぎ木挿しの苗のようだ。接木と挿し木の作業を同時に行うので効率が良い。しかし、接木部の活着と挿し木部の発根が両方成功しないと苗ができない。それなりの技術が必要だ。
3.ムラサキツユクサ(2011/4/22)
コンクリートの隙間に根を伸ばして花まで付けた。一体根はどこまで伸びているのか。あうんの気持で誰もこれを引き抜かないでいる。
4.つくし
畑に沢山ツクシが出ていた。小さなスギナの芽が見える。地中深くまで伸びている根がくせ者。
5.ヤエムグラ
雑草の根が地中でどんな張り方をしているのか知りたいと思っていた。細根が付いたまま堀上げて、水を入れた透明なプラスティックコップに根を広げさせた。葉茎に比べると根は貧弱で弱そうに見えた。ということは、除草の時は細根を残しやすいのかもしれない。(2011/5/8)
6.カラスウリ
カラスウリの根。まだ小さい方。目が出かけている。宿根なので根を堀上げないと退治できない。(PHOTO:06/09/2011)
7.アメリカセンダングサ
草丈15㎝程度で発育中。この10倍位高くなる。根は細根が多く地面を確実にとらえ、この大きさでも引き抜くには力が要る。(PHOTO:06/09/2011)
成長したアメリカセンダングサの気根(DSC=2011/10/29)。倒れたり、抜かれても再起する馬力がある。
8.メヒシバ
7.アメリカセンダングサと一緒に生えていたメヒシバ。大きさも同じ程度で群生。引き抜いたが切れた細根を含めると根の長さは草丈と同程度はありそう。成長すると根が引き抜き難くなるのはアメリカセンダングサと同様。害草度はメヒシバ<アメリカセンダングサ。(PHOTO:06/09/2011)
サツマのツルを水挿し(DSC=2011年8月9日)。発根したらこれを苗として畑に植える。つるは親株から採取するので時期的には遅れてしまう。例年、芋が肥大しすぎるので親株からツルを採るのは過剰肥大防止になるかもしれない。
買った苗から採取したツル(二番ツル)になった芋(芋が最高であった株:2011/11/9)
9.二段型の根をもったアカザ
抜去力がかなり強かったアカザの根を掘りだしてみたら二段に根が出ていた。こんな根は初めて見た。(2011/9/15)
10.野ブドウの根
地表に出ている茎の部分は何度か掻き切られて目立たないがたまたま堀上げて見てその太さにびっくり。これほど太くなると容易に根絶できない。注意深く堀上げる以外に良い対策はなさそう。放置すると根はどんどん太る。(20011/9/27)
アケビの木の下でちゃっかり大きくなっていた。アケビの木の下に潜り込んで発見。(20011/11/27)
11.カナムグラの根
蔓草退治ではついつい根の方を忘れてしまう。放置すると一夏でこの太さになる。(2011/09)
ムベの木に這い上がったカナムグラ。退治したので生き残りそう。日光が当たらないのでムベの実が熟さずに落果もせずに残っていた。(20011/11/27)
茎の太さ:根本が太いと思うのは思い違い。ツルは上部が太い場合もある。(20011/11/27)
12.花水木の根
2008年に地上20~30㎝で切った根を2011年に堀上げ。カケヤで叩き出した。まだ3年で腐らない根もある。後方は切らずに残した同じ樹齢の花水木。幹を切り残すと刈払機使用のじゃまになる。
13.巨大な根
たまたま目に入った巨根。下の板は運搬用のパレットらしい。樹種不明。
14.イノコヅチ
根の細根は少ないが張りはかなり強い。引き抜くと根本で切れてしまう事もある。宿根草のようなので引き抜いた方が無難。ヒナタ~、ヒカゲ~と種が違うらしい。どちらか不明。(2011/11/10)
15.ナツミカンの枯れ木
記事:http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2012/01/post-1f78.html
16.黒竹の根
記事:http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2012/01/post-d5ad.html
17.スカンポの根
子供の頃の記憶でスカンポと思っている。その根を引き抜いてみた。宿根でこれほど長いと容易に退治できない。(DSC=2011/11/10)
18.シュロ
(1)シュロ幹の断面写真
節、年輪が無く、維管束?が幹全面に密集している。このような構造を採用しているので強度が保て、樹高も高くなれるものと思われる。(2012/2/11)
(2)シュロの根と幹と根の接合部
シュロの幼苗(下は影)
シュロの根。左は茎と根の接合部。右は根をむしり取った後。構造は単子葉植物と同じようだ。シュロの成木根は相当の強さを持っている。根の張りが良く強いのだろう。(2012/2/20)
19.チューリップの水栽培
DSC左(撮影日時,2012/03/24 13:44:50)
DSC右:半端道楽:子供にもさせたいチューリップの水栽培http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/11/post-30e8.html(2011/11/17)
2011~2012年の寒波を屋外の縁側で乗り切った水栽培のチューリップ。
容器の水は氷結と溶解をくり返し自然の過酷な「ストレステスト」を受けてきた。葉は伸びてきたが、根はほとんど伸びない。しかし、球根の根の部分が水に浸かっているので必要最小限の水分は吸収しているようだ。手前の板の間に転がっている球根は、植えた所を猫が掻き回して出てきた球根をそのまま放置している。栽培容器の球根は少し傷んで痩せているが依然元気だ。空中に寒ザラしになった球根は水分を失いスカスカ状態だが、まだ踏ん張っているようだ。球根の根の役割は何か。花が咲くまでは鱗片に蓄えたエネルギーが主役のようだ。花の後に本体を支え、養分を吸収し球根を太らせる縁の下の力持ちのというのが役のようだ。(2012/3/27)
雑木の歌:パイプをくわえたマッカーサー(2012年4月25日 (水))
http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2012/04/post-3f47.html
20.アメリカフウロ
ポットに生えて越冬したロゼット状のアメリカフウロ。葉の部分は皿のように薄く、根がその数倍長い。逆立ち状態で撮影。デジカメのレンズカバーが、埃つまりで半開きになっていたので珍しい写真となった。(2012/4/9)
21.ヤブガラシ
日々農天気:ヤブガラシの根を追跡してみた(2012年4月10日 (火)。http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2012/04/post-dcca.html。)
22.ハルジオンの根と東京スカイツリー
愛しきもの 根っ子(文化と文明雑感):ウッソー!東京スカイツリーの基礎杭は大木の根っ子に学んでいる?(2012年4月11日 (水)。http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2012/04/post-df53.html。)
22.ツキミソウの根っ子
DSC:http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2012/04/post-4212.html
23.クサノオウ
詳細(クサノオウについて)
放置した鉢に生えてきたクサノオウ。根は赤茶色で細根が多い。茎には羽毛のようなものが生えている。茎が切れると黄色い汁が出る。
WIKIPEDIA:クサノオウhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%8E%E3%82%AA%E3%82%A6。