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2010年3月23日 (火)

誤動作:いとしきもの

2010/3/23

誤動作

何気なく聞いて、余り深く原因を考えない言葉に暴走という言葉がある。自分にとって関心が

あったのがオートマ車の暴走という問題もその一つであった。一時は新聞でも取り上げられ

たと思うが、既に20~30年前頃の事だったと思う。既にこの頃から車にマイクロプロセッサー

が搭載され始めていたのではないかと思う。コンピュータの番犬という題でウオッチドックタイ

マーICの事を書いたのを思い出した。気になったのは車の暴走とマイクロプロセッサーの動

作に何か関係があったかどうかであった。電子機器が動作する環境と言う点では、車の走る

環境は屋内機器の動作する環境より相当厳しい。特にエンジンルームの中は電気的(静電

気、サージ電圧)、機械的(振動)、化学的(バッテリー液、化学変化)、物理的(周囲温度)等

色々なストレスが満ちている。集積回路の信頼性に関しては色々な試験が行われるが、それ

も万全ではないだろう。部品屋は部品単体の信頼性は何とか調べる事は可能であるが、シ

ステム全体の信頼性は調べることは不可能である。一般的には、それは装置メーカーの仕

事になる。一般的に、欠陥はバスタブ型の曲線を示すと言われる。システムの稼働初期と末

期にには欠陥が大きくなる。稼働初期の欠陥は除去されない欠陥の顕在化による要因が多

い。従ってその原因を除去すればその後の欠陥は低下して安定期に入る。稼働初期の欠陥

は部品の摩耗等による寿命が顕在化した場合が多い。いわば、ストレスの蓄積によって機

能が損なわれて起きる。最近車のリコールの報道が続いている。イベントレコーダーが搭載

されている車があるようだ。これには興味がある。しかし、個人情報云々でそのデータの取り

扱いが微妙なように思われる。しかし、イベントレコーダー搭載の事実を顧客に告知もせず

に、メーカー側が顧客に無断で、クレーム時に解析するとなるとこれにも疑問が生じる。航空

機のブラックボックスのような取り扱いになるのであろうか。ともかくシステムに問題がないと

するのならばそれを証明する必要もあるだろう。イベントレコーダーはその時どんな役割を果

たすのであろうか。そもそもイベントレコーダーは安全基準として設置義務があるのか。実務

で再現の難しい誤動作の存在を体験した。メーカー側のサンプリング的な検証をすり抜ける

誤動作も、実社会における膨大な台数X時間X動作環境という空間では確実に起こっている

場合もあり得る。常識的だが完全な機械(構造物)はないという認識を持つ事が必要だ。

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    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)