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2010年9月4日

2010年9月 4日 (土)

草刈り機:いとしきもの

2010/9/4

今年の夏の異常高温が昨日の気象庁の報道発表により異常気象としてお墨付きがおりた。
気象庁が平成22年9月3日に発表した異常気象分析検討会での内容を以下に要約しておく。 要するに暑くなる要因が幾つも重なったのが異常高温の原因であったと分析されたが、気象現象そのものが、地球温暖化という全地球規模の変化の中ででそういう傾向を持ち始めているとなると、この夏のような異常高温が近い内にまた起こるのではないかと心配になる。あと数ヶ月すると、この異常高温の明暗がはっきりしてくるのであろう。来年春の杉花粉が先ず気になる。薬剤メーカは対策品を大増産?

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○今夏(2010年6~8月)の日本に極端な高温をもたらした大規模な大気の流れについて、その要因を分析し、以下の見解をまとめました。

大気の流れの特徴と要因
1.北半球中緯度の対流圏の気温は、1979年以降の夏(6~8月)で最も高くなりました。
要因:2010年は、春にエルニーニョ現象が終息し、夏にラニーニャ現象が発生しました。このため、エルニーニョ現象終了後の昇温効果とラニーニャ現象が発生したことによる影響が合わさり、北半球中緯度の気温が非常に高くなった可能性があります。
また、北半球中緯度対流圏の気温は長期的に上昇しており、これには地球温暖化が関係している可能性があります。

2.日本付近は、勢力の強い太平洋高気圧の影響を受けやすくなりました。
要因:7月中頃の梅雨明け以降、日本付近の亜熱帯ジェット気流は、平年と比べて北寄りに位置し、太平洋高気圧が日本付近に張り出しました。

3.冷涼なオホーツク海高気圧の影響をほとんど受けませんでした。
要因:例年、北・東日本がオホーツク海高気圧の影響を受けやすい夏の前半(6月~7月前半)に、オホーツク海高気圧はほとんど形成されませんでした。7月後半には、一時的にオホーツク海高気圧が形成されましたが、日本付近の亜熱帯ジェット気流が平年と比べて北寄りに位置し、また、日本の東海上の太平洋高気圧が強かったため、北・東日本はオホーツク海高気圧による影響をほとんど受けませんでした

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ここからが、書きための本題

雑草句録:草刈り機

■草刈り機チップ交換試運転

草刈り機には乗用のものもあり、ハンドルが付いていて持ち歩きするのは刈払い機と言うようだ。自分の現用の仮払い機はもう何年も使っているが、当時の最安品であった。

パワーは余りないが軽いのが取り柄である。パワーが小さい分は技術と手間で補わねばならない。技術と言っても、回転力を蓄えて、その蓄積エネルギーの範囲で草を刈るだけである。老後の生活に似ている。

チップ交換はまだ数回のみ。交換に時間をかけるのも勿体ない。農機具は操作とメンテナンスが大切だ。そんな事を書いているが、盛夏を過ぎたが今年はメンテ無しで動いている。しかし、グリース不足か発熱を感じる。グリースを入れなければと思いつつそれが出来ていない。(下書きを機会にようやくグリース注入を実行した。)

メーカーはタナカであるが、現在は株式会社日工タナカエンジニアリングになっている。高齢化が進み農業人口が減る中で農機具のメーカーの存続も厳しくなっているのだろうか。(老舗企業があっけなく消え去るのは経営者の油断もあるようだ。)

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追記:タナカ工業株式会社のホームページはまだ残っていた。内容は経営譲渡のお知らせと譲渡先へのリンク。タナカの刈り払い機を修理する必要が生じた時に、一度タナカの経営破綻を調べて、本業以外への投資の失敗もあったように記憶している。巨額の負債が経営を圧迫したのが倒産の原因であったようだ。2サイクルエンジン等の優れた技術を保有していた老舗メーカーであったが、破綻してしまった。負債と資産を切り離し、その資産部分を(株)日工タナカエンジニアリングが譲り受けて経営再建をしたようだ。

以下は両社ホームページ等の情報:

(株)日工タナカエンジニアリングのホームページ:『(株)日工タナカエンジニアリングは、日立工機グループの一員として設立され、2007年5月1日よりエンジン工具の製造販売の事業をタナカ工業株式会社より譲り受けました。』

尚、同社のタナカ工業株式会社の事業譲り受け等のお知らせの冒頭部は以下の通り。『日立工機株式会社(コード番号:6581)(東証・大証:市場第1 部)//タナカ工業株式会社の事業譲り受け等のお知らせ//当社は、2007 年1 月10 日に千葉地方裁判所から民事再生法に基づく再生手続開始の決定を受けたエンジン工具メーカーのタナカ工業株式会社(以下「タナカ工業」という。)からの要請を受け、同社の事業再生支援を目的として協議、検討を進めて参りましたが、今般、当社がタナカ工業のエンジン工具事業を譲り受けることで合意しましたので、お知らせ致します。』

○タナカ工業㈱のホームページ:「2007年5月1日をもちまして、本サイトに掲載しております『タナカ工業㈱』のエンジン工具の製造販売の事業を『㈱日工タナカエンジニアリング』に譲渡いたしました。」

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追記2:パソコンのHDDからカチカチといつもと聞き慣れないアクセス音がする。つぶれる前兆か。ATOKの辞書だけはバックアップを取る。

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    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)