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2011年3月26日

2011年3月26日 (土)

かみつけ女流歌人 雅:夫逝きて

2011/3/26
ツルハシで、ユキヤナギ、ベニカシワの根を掘る。花や葉が綺麗な時に根を掘るのは未練が残る。今後手入れが難しくなりそうなので省力化の為である。既に後手にまわりそうだが。ユキヤナギは青い芽を出し、花が咲き始めようとしている。樹高が低く、花が咲くと春になったと感じる花木であるが、植え場所が不適切であった。小枝が横に広がりやすい。ベニカシワは繁殖力旺盛で放置すると後で手が着けられなくなりそうなので根絶しようとしている。午後になり曇って、雨がぽつりぽつりと降る。福島原発の放射能が気になり早々に切り上げた。まだ、朝晩は寒い日が続いている。東北関東大震災、原発被災者の苦労がしのばれる。

昨日は、原発内部で仕事中の作業員が放射能被曝を受けて入院するという放射線人身事故が発生した。かつて、東西冷戦が厳しかった頃輸出管理令で放射線対策をした半導体の輸出が制限されていた。放射(α)線が半導体の動作に悪影響を及ぼすことが、メモリーのソフトエラーという現象が自然界に存在するα線によって生じることがはっきりしてから、半導体にも放射線対策が施されるようになったと思う。素人的には、情報を蓄えるメモリーセルにα粒子が激突すると、記憶を蓄えている電子が飛び散ってしまい、0か1かを誤って読みとってしまうと理解している。重粒子線を癌治療に使う核医学も同じ線上にあるだろう。生体細胞にとって放射線が弱ければ、細胞は傷つき、強すぎれば死滅する。DNAの一つの分子の配列が狂っても細胞の癌化は起こる。放射線レベルが安全か危険かはあくまで確率問題にすぎない。放射線を被曝しても癌が発症するまでには時間がかかる。対策を怠り問題を先送りして被害を増大させた事例は数多くある。また、同じ愚を繰り返すのか。その被害者になるのはいつも弱い人々なのか。

昨日の天気

TAVE= 5.9
TMAX= 10.7
TMIN= 0.3
DIFF= 10.4
WMAX= 4.1
SUNS= 6.3
RAIN= 0

身辺雑記:歴史は繰り返すのか

外部電源が導通して、ようやく原発暴走の危機に明るさが見えてきたところで、原子力発電所各号機の状況がどうなっているのかの報道も少なくなった。朝ドラも復活している。しかし、放射線物質の汚染はどんどん拡大している。一体どうなっているのか。悪いニュースは少しずつ小出しに出されて、それがなんとなく既成事実化されてゆくようで戦前のような感じを受ける。今時、露地のキュウリはないと思う。市場に出ているのはハウスキュウリだろう。それが安心だと知事が食べて見せるのも大本営発表のようで白々しく見える。どうせ食べるならば露地栽培のチジミホウレンソウを食べてみせて欲しかった。

3号機はMOX燃料を使うらしい。WIKIPEDIA:MOX燃料(http://ja.wikipedia.org/wiki/MOX%E7%87%83%E6%96%99:最終更新 2011年3月21日 (月) 10:46 )によると「MOX燃料(モックスねんりょう)とは混合酸化物燃料の略称であり、使用済み燃料中に1%程度含まれるプルトニウムを再処理により取り出し、二酸化プルトニウム(PuO2)と二酸化ウラン(UO2)とを混ぜてプルトニウム濃度を4~9%に高めたものである[1]。

主として高速増殖炉の燃料に用いられるが、既存の軽水炉用燃料ペレットと同一の形状に加工し、核設計を行ったうえで適正な位置に配置することにより、軽水炉のウラン燃料の代替として用いることができる。これをプルサーマル利用と呼ぶ。

MOXとは(Mixed OXide)の頭文字を採ったものである。

」とあり、その危険度は

「問題点 [編集]
ウラン新燃料に比べ放射能が高い(特に中性子が著しく高い)ため、燃料の製造については遠隔操作化を行い、作業員の不要な被曝に十分配慮して行う必要がある。
ウラン中にプルトニウムを混ぜることにより、燃料の融点が下がる。これにより燃料が溶けやすくなる。また熱伝導度等が、通常のウラン燃料よりも低下する。これにより燃料温度が高くなりやすくなる。
核分裂生成物が貴金属側により、またプルトニウム自体もウランよりも硝酸に溶解しにくいため、再処理が難しい。
FPガスとアルファ線(ヘリウム、ガス状)の放出が多いため、燃料棒内の圧力が高くなる。
性質の違うウランとプルトニウムをできる限り均一に混ぜるべきであるが、どうしてもプルトニウムの塊(プルトニウムスポット)が生じてしまう(国は基準を設けて制限しているが、使用するペレット自体を検査して確認することはできない)。 」とある。

福島第一原子力発電の原発燃料は依然完全に制御された状態になく、まだまだ危険な状況にある筈ではないかと思う。余り楽観的情報を流されると最後に裏切られたという結果にならないか心配である。

数日前、東京電力のホームページを覗いていたらようやく社長名のメッセージが掲載されていた。事故の重大性を考えると遅きに失していると思わざるを得ない。そこで、東京電力が送った電力利用者に対するメッセージらしい部分は、「 加えて、当社の原子力発電所、火力発電所、および、流通設備等が大きな被害を受けたことにより、安定した電気の供給を行うことが困難になったため、計画的に停電を実施させていただくことになり、当社供給区域の皆さまには大変なご迷惑をお掛けしますことを、重ねて深くお詫び申し上げます。」とあり、まだ「迷惑をお掛けします」という程度の認識なのかと失望した。

東京電力は電気事業法で国の許可を得て電力事業を行っている。どのような内容で事業を行うかを国に承認された電気供給約款で取り決めている。ようやく、WEB上で探し出した東京電力の電気供給約款の一部のを「供給の中止または使用の制限もしくは中止」を参考に以下に引用する。PDFで最終が108ページの膨大な契約書である。「40 供給の中止または使用の制限もしくは中止」と「41 制限または中止の料金割引」を読むと、今回の地震という「ニ 非常変災の場合」でも割引料金を適用すると読める。東京電力が計画停電当初、JR等にも一律に計画停電を求めたのも、この電気供給約款を遵守するという意味だったように見えた。それほどに、電気供給約款は東京電力の事業運営の基幹部分にあると言えるのではないか。電力の安定供給の基礎は、日々の生活で電力を使用する各家庭への供給が基本であり、それが不可能ならば、企業活動も、公共事業も意味をなさない事は自明であろう。東京電力が生活者として社会の基本的な構成要因である家庭に対してどのような態度をとるのか、今回の東北関東大震災への対応リトマス試験紙になるのではないか。しかし、依然「よらしむべししらしむべからず」が罷り通っているのが日本の現実のようだ。末端の人々が見えない電力事業運営は末端の人々が見えない国家運営と同じで、その行き着く先には、日本の敗戦というような破局しか見えない。

以下電気事業法の一部:
************************************************

「40 供給の中止または使用の制限もしくは中止
(1) 当社は,次の場合には,供給時間中に電気の供給を中止し,またはお客
さまに電気の使用を制限し,もしくは中止していただくことがあります。
イ 異常渇水等により電気の需給上やむをえない場合
ロ 当社の電気工作物に故障が生じ,または故障が生ずるおそれがある場

ハ 当社の電気工作物の修繕,変更その他の工事上やむをえない場合
ニ 非常変災の場合
ホ その他保安上必要がある場合
(2) (1)の場合には,当社は,あらかじめその旨を広告その他によってお客
さまにお知らせいたします。ただし,緊急やむをえない場合は,この限り
ではありません。
41 制限または中止の料金割引
(1) 当社は40 供給の中止または使用の制限もしくは中止(1)によって
定額電灯,従量電灯および低圧電力に対する電気の供給を中止し,または
電気の使用を制限し,もしくは中止した場合には,次の割引を行ない料金
を算定いたします。ただし,その原因がお客さまの責めとなる理由による
場合は,そのお客さまについては割引いたしません。
イ 割引の対象
定額電灯については需要家料金,電灯料金および小型機器料金の合計
とし,その他については基本料金(力率割引または割増しの適用を受け
る場合はその適用後の基本料金とし従量電灯Aの場合は最低料金とし
また,従量電灯Bで最低月額料金の適用を受ける場合は最低月額料金と
いたします)といたします。ただし,26(料金の算定)(1)イ,ロまた。
はハの場合は,制限または中止の日における契約内容に応じて算定され
る1 月の金額といたします。
ロ 割引率
1 月中の制限し,または中止した延べ日数1 日ごとに4 パーセントと
いたします。
ハ 制限または中止延べ日数の計算
延べ日数は1 日のうち延べ1 時間以上制限しまたは中止した日を1
日として計算いたします。
(2) (1)による延べ日数を計算する場合には,電気工作物の保守または増強
のための工事の必要上当社がお客さまに3 日前までにお知らせして行なう
制限または中止は, 1 月につき1 日を限って計算に入れません。この場合
の1 月につき1 日とは,料金の算定期間の1 暦日における1 回の工事によ
る制限または中止の時間といたします。
(3) 臨時電灯,公衆街路灯,臨時電力および農事用電力に対する供給の中止
または使用の制限もしくは中止についても(1)および(2)に準じて割引を行
ない料金を算定いたします。」

************************************************

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:夫逝きて

歌題=夫逝きて:

■逝きて後 柿の根方へ  かけやりぬ  咳出る夫に  作りしカリン酒  81 橋本 泰子

少しでも良くなって欲しいと作って飲ませたカリン酒の残りをかけてやるのも供養の気持そのもの。

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    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)