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2011年11月10日

2011年11月10日 (木)

読みかじりの記:「特集 アナログテレビ放送の終焉」 ***著 (2011年 一般財団法人 情報処理学会)

2011/11/10
昨日は晴れ。朝の気温が低くなってきた。残りのサツマイモを堀上げた。その後は苗置き場の手入れ。昼食時に収穫したサツマをふかしたものを頂く。ベニアズマで、ほくほくしてうまかった。先日聞いた話では、芋をたくさん付けるにはある程度ツルを間引く必要があるとの事。ツルの元気が良すぎると、栄養成長でツルの成長だけに養分が使われて、芋の肥大がおろそかになるらしい。今回は、切り取ったツルを水刺しして発根させた株も堀上げた。小さいが芋は付いていた。かなり多く芋がついたのも一株あった。遅れて2回目に作った苗は芋まで進んでいなかった。苗を早めに植えれば、そのなかの元気が良いツルを苗として使う事も可能と分かった。

2011/11/9の天気

TAVE= 11.9
TMAX= 17
TMIN= 6.9
DIFF= 10.1
WMAX= 3.2
SUNS= 7.4
RAIN= 0

最低気温(℃)  6.4  06:31
最高気温(℃)  17.8  12:46


読みかじりの記:「特集 アナログテレビ放送の終焉」 ***著 (2011年 一般財団法人 情報処理学会)

表記記事は「情報処理 2011 Vol.52 No.7 通巻556号」に掲載されている。***著の著者は単独、連名であり省略する。総勢14名の執筆である。「アナログテレビ放送の終焉」というタイトルにつられて、ついつい手にした学会誌である。もう現役を離れているが、2011/7/24の「アナログテレビ放送の終焉」には感慨深いものがある。今の自分の興味は技術を離れ、もっと広い意味でアナログとデジタルという二つの代表的なモノの見方、感じ方、表現の仕方に向かっている。この記事は個人的なメモ書きに過ぎない。それにしても最近のテレビ放送のつまらなさには失望する。コンテンツを作る人や組織が死にかけているのか。「どじょうがさ 金魚のまねすることねんだよなあ」。いくら頑張っても、デジタルテレビも所詮ただのテレビ。だが、アナログテレビ放送にはテレビの全てが含まれていたような感じがする。その中にはデジタルテレビのアイデアもあったろう。テレビは所詮電子紙芝居。何を発信するかそのメッセージこそがメディアの生死を決めるのだろう。

○1:ハイビジョンからデジタルハイビジョンへ
かつて会社でごつい名前の数十万円もするハイビジョンテレビを紹介販売せよという檄が飛んだことがあった。それ以来、ハイビジョンとは無関係であり、今後も無関係だろう。ハイビジョンで流されたコンテンツは今までどれほどのインパクトを人々に与えてきたのだろうか。しかし、消えてしまうかもしれない事象をハイビジョンに残すのは非常に有意義な事だろう。コストとベネフィットという問題が付きまとう。

○2:地上波テレビジョン放送のデジタル化への取り組み
デジタル化の有利性が多いのは確かだが、地デジへの移行が末端のテレビユーザー不在で強行されたことに疑問が残る。情報処理とは情報の入り口から出口までを扱うのだろう。その処理には必ずハードが伴う。そのハードの流れも情報処理として捉えられれ、システム的な対応が必要だ。物流としての映像装置の生産から廃棄まで、環境の世紀という点では無視できない。エネルギーの消費量も同様。自分はNTSC方式が白黒とカラーのコンパティビリティを維持した技術開発を高く評価している。やはり技術開発とその成果の導入は最低でも視聴者の懐具合を勘案して頂きたいところである。当然システムの寿命は個別のハードの寿命より長い。しかし、今後の日本では、総合的なシステム設計が国の命運を握るだろう。ハードだけでは道半ば以下だろう。半世紀以上蓄積されてきたアナログTVコンテンツ(情報資産)の保存と利用は緊急な課題であろう。

○3:地上デジタル放送の研究開発と海外展開
デジタルとは強引に切った貼ったをする技術であることには間違いないだろう。もともと自然に存在しない技術だから新しい技術には特許とか知的所有権が付き物。本項ではそのデジタル製品の市場に言及している。方式を売り込むのはかつては政治問題でもあった。現に世界にはいくつものテレビ方式がある。コンテンツを方式変換するだけでも当初は大変だった。国際機関も方式決定までの権限を持たないのだろう。しかし、技術の進歩はやがて方式の壁は乗りこえるだろう。日本の研究開発のコンセプトと収益モデルが本項だけでは理解できない。南米だけで海外展開出来た理由も不可解。やはりもっと強いライバルに向かう必要があるのだろうか。

○4:ISDB-Tmm放送技術とサービス
聞いたことのないサービスだ。2012年から始まるらしい。ISDBにはISDNの響きが残る。ISDまで同じ。NがB(BROADCASTING)にとって代わった。mmはMOBILE MULTIMEDIA。それではTは何か。アナログTV放送を追い払って確保した貴重な電波資源である。ISDNのように腰折れにならないよう望むばかりだ。利権の巣で終わっては余りにももったいない。

○5:VHF-LOW帯マルチメディア放送 ~アナログてれび放送終了後の周波数有効利用に向けて~
既にアナログTV放送電波帯域は明け渡されているが、この帯域の利用方法は答申の段階らしく、いつから利用されるかの具体的な記述がない。これでは、有限の電波資源を国が隠匿しているのと変わらず、多数のアナログTV放送利用者に負担を強制した大義名分が通らない。あれもできるこれもできるとシーズはあっても、どれだけのニーズがあるか全く不明である。視聴者が専用受信機を買うだけの魅力あるコンテンツを提供するシステムも不明。今までマルチメディア云々と騒がれてきた例はあるが、テレビに勝ったマルチメディアはなく、そのテレビも衰退傾向である。一層のこと、新に確保された帯域を公共チャンネルとして国民の主体的な利用・緊急放送等のために解放したらどうか。当然NHK、民放、新聞社等の巨大マスメディアはこの帯域利用から除外しなくてはならない。

○6:700MHz帯を使った新しいITSアプリケーション
電波帯域を確保したが実用化のプロセスが不明なのは「VHF-LOW帯マルチメディア放送」と同様。現状は貴重な電波資源を休眠させるだけ。交通用となるとインフラ整備と信頼性の確保が最重要課題だろう。そんな事を考えると実用化はどんどん先に延びるだけだ。利用者負担も問題だ。車載電子機器は高機能化がすすむ。カーラジオ、カーナビ、レーダー探知機等多彩だ。しかし、これらの機器で共通する部分も多い。共通化は限られた車スペースの有効活用、電池エネルギーの省エネ、重量の削減等で環境・資源面で大きな効果が期待できる。車載電子機器のオプションとして取り付けられるような全体システムとしての位置付け、技術動向、買い換えサイクル等を盛り込んだ段階的実用化方針・ロードマップを作るのが先決だろう。運転者が使いたくなる応用を段階的に導入して欲しい。車車間間通信では「お先にどうぞ」と「ありがとう」という超日常的コミュニケーションにも不便をする。高度の技術より、このような人間的な応用が最も、事故防止や快適な運転に効果があるのではないか。人間不在の技術は不要だ。

○7:デジタルテレビはどう変わるか ~通信機能によるテレビの進展~
デジタルであれもできるこれもできると宣伝されているが、通信機能もその一つだろう。しかし、本格的な通信機能はすでにインターネットや携帯、スマートフォンが押さえている。デジタル化の隠れた意味は課金の容易性等にあると考えられるが、サービスを多様化して、付加サービスに課金したり、視聴者を選別すると公共性は損なわれ、結局コンテンツの劣化・視聴者離れをもたらし、究極的にはデジタルテレビはインターネットに飲み込まれてしまうのではないか。テレビに通信機能が付けば便利と考えるのか、パソコンがテレビになるのが便利と考えるのか、で立場が逆転する。テレビとして買った消費者がその通信機能を使うことはほとんどないのではないか。デジタルテレビ放送はあくまでも電波というメディアを究極的に使い切るという土俵で勝負して貰いたい。そういう土俵こそその他のメディアが攻め込めない聖域ではないか。

○8:デジタルケーブルテレビ関連技術およびサービス動向
ケーブルテレビの三種の神器は映像、インターネット、電話との事だ。これを支えるインフラが同軸ケーブル。ともかく、作成された情報を再配信するテレビがそのサービスの基本だ。結局、このような大きな枠組みの中でどのような付加価値の高いサービスを生み出すかが今後の課題のようだ。

○9:新しいメディアとしてのIPTVサービス
可能性としては面白いかもしれない。最近の衛星テレビ放送では通販番組が多くなっているとの事だ。メディアの歴史も述べているが、ともかく、テレビは音声と映像。人間の五感の内の、視覚と聴覚だけが疑似情報とメディアを流れるようになったのが20~21世紀。視覚も聴覚もマヒ寸前だ。テレビの前にはお化粧された虚像が際限なく流れるが、テレビの画面から目を離せば、そこにハイビジョン以上の真実の世界がある。

本書の発行日が2011年6月15日。著者諸氏は東北地方太平洋沖地震という強烈な印象を受けつつ原稿を書いたのではないかと思う。最近の国会中継をテレビとラジオを同時に視聴してみた。地デジテレビは音声が遅れているのが確認できた。アナログTV放送実施中、アナログテレビと地デジテレビを同じフロアで写している場所に行った事があり、地デジテレビの遅れを自分の眼で確認した。このような信号の遅延はアナログ信号のデジタル化処理をするために起こるらしいが、本特集ではこのような問題とその解決法が取り上げられていなかったのは残念である。地震、津波等の緊急情報を伝達するには時間が命である。緊急情報のある程度の遅延対策は可能のようだが、対応に金が掛かるので放送局側での対応比率は低いようだ。「情報処理」という技術からはこのような課題について解説するのには格好の時期とテーマではなかった。かつてのアナログTV放送では時報を流す時にはアナログクロックの画面も出ていた。この時の時報の音と秒針の指示を合わせるのにも工夫があったようだが、そのような時代は終わってしまった。

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    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
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    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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