技術 回顧と展望:情報を探す技術はどこへ行く(「横井庄一」さんを探す)
2012/1/13
昨日は晴れ。寒気が到来して終日寒かった。強風にはならなかった。終日宅内で過ごした。うっかりして床の何物かを踏みつけた。よくよく見るとキャットフードが交じっている。猫がもどしたのだ。猫に文句も言えないので、かみさんに一言。あの猫もうおばあさんだから仕方ないとの事。猫と共に自分たちも老いているのだが。
2012/1/12の天気
TAVE= | 1.2 | |
TMAX= | 6.1 | 最高気温(℃) 6.7 13:42 |
TMIN= | -2.8 | 最低気温(℃) -3.1 23:58 |
DIFF= | 8.9 | |
WMAX= | 6.5 | 最大瞬間風速(m/s) 11.7(北北西) 00:07 |
SUNS= | 9.3 | |
RAIN= | 0 |
技術 回顧と展望:情報を探す技術はどこへ行く(「横井庄一」さんを探す)
WEB検索も色々な入り口がある。それなりに便利だ。特に検索エンジンはブラウザのお気に入りを過去のものにしてしまった。会社時代もWEBから色々な情報を探して利用した。英文契約書の雛形等もあって、そのような便利なサイトはお気に入りに登録した。WIN95の自作機を使っていた。当時はNECのPC98が主流で、DOS/V機は主にパソコンマニアが得意にしていた。会社でDOS/V機の普及をさせたのがそれらのパソコンマニアであった。彼らがPCパーツを集め、DOS/V機を組立、それを社員に割り当て、管理やメンテも行った。正式な業務ではなく、芸が身を助けるというような形だった。やがて彼らが、職場のIT部門の担当へと育っていった。需要と供給という関係から、パソコンのサービス業務が生まれて行く姿を見ていた。ある時、あてがわれた自作機のHDDがつぶれてパニックになった。当然バックアップは必要だという事は頭では理解しているが現実が伴わない。失ったデータで影響が大きかったのがメールアドレスとお気に入りだった。当時はネットワーク利用も進みある程度のデータはサーバーに残っていた。当然だが、パソコンのCディスクのデータが失われた。その次ぎにあてがわれたのがWIN2000を搭載した自作機。最近の会社のパソコン事情はよく分からないがセキュリティ管理は非常に厳しくなっていると思う。当時はパソコンウイルスの蔓延でパソコン使用が禁止になった時もあった。
最近色々な検索エンジンが普及しているが、その検索エンジンも所詮その機能を提供している企業の利益が最終目的なので中立性とかで不満もあるようだ。あるキーワードで検索すると、そのキーワードに関連する広告が最初に出る場合がありギョットした事があった。WEBを覗いていると、国立国会図書館サーチ」(NDL Search)が正式運用に入ったという記事に出合った。こちらは、国立国会図書館が提供するサービスでその信頼性等に関しては期待できるのではないかと思う。
ともかく検索エンジンも巨大なデータベースと言えるだろう。ところで、検索エンジンは各サイトにロボットを巡回させて情報を集める仕組みらしいが、ライバルの検索エンジン同士がお互いのサイトを覗き合っているというような事はないのかとお節介な考えが浮かんでしまう。物の本によるとあらゆるWEB情報を全て飲み込んで使ってしまおうと野望もあるようだ。検索エンジンや情報検索でたどり着いた情報にはどんな意味があるのか。
昔、コンピュータに疎い人から、コンピュータはこちらが頼めば何でも計算してくれるのかいと聞かれた事がある。素人なりに盲点をついた質問だと今でも思い出す。ともかくコンピュータに何か入れれば何かを出してくれる。IT技術は自分の性にあったのを程々に使うべきなのかもしれない。
国立国会図書館サーチにアクセスして、早速「横井庄一」を検索したら、検索結果114件と出た。そのトップに「横井庄一のサバイバル極意書/もっと困れ! 横井庄一 著 小学館 1984 (Be-pal books) 」が出てきた。この本は横井庄一さん最初の自著だと思う。多分読んだ記憶も残っている。タイトルの「もっと困れ!」に微笑ましさを感じた。この厳しい現実の中で横井さんのサバイバル精神は忘れられない。自分が一番驚嘆したのは、数十年のジャングル生活で、日々の暦が狂わなかった事。当然一人暮らしで、食事から針仕事まで全部自分でやった。横井庄一さんのサバイバル精神をもう一度見直したい。