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2013年11月16日

2013年11月16日 (土)

ツルよ 飛んでおくれ:伊勢崎・前橋の境界フロンティア(未来が楽しい環境戦争)

2013年11月16日(土)
昨日は曇り昼一時雨。最高気温(℃) 12.4 16:33。最低気温(℃) 6.2 23:49。ざっそう句:ホウの葉や 踏む音かすか 秋の雨。お天気関係のWEB情報によれば1㎜以下の雨は降雨として扱われない約束とか。昨日はそんな雨も降ったようで寒い一日。宅内閑居。ひまに任せてWEB情報でWIN XPのその後の予想について調べた。WIN7、WIN8の評価は必ずしも良くない。ユーザインターフェースを大幅に変更した結果がアダになった面もあるようだ。メーカー側は買い替えを期待したようだがユーザーはその手には乗らないと学習したのではないか。更新、UPGRADEとか便利な言葉でユーザを惑わすがパソコンより使い勝手が良いスマホやタブレットPCも普及してマーケッティング上の敵を間違えたのかも知れない。同じ事が、CPU・メモリー専業に近いインテルにもいえるらしい。

米国半導体調査会社IC Insightsは、「IC Insights Expects Big Changes to 2013 Top 20 Semi Supplier Ranking;http://www.icinsights.com/news/bulletins/IC-Insights-Expects-Big-Changes-To-2013-Top-20-Semi-Supplier-Ranking/(November 06, 2013)」というタイトルで、「SK Hynix, MediaTek, Micron, and Qualcomm each forecast to show ≧30% year-over-year growth.」と報じた。

その上位10社は、1=INTEL,2=Samsung,3=TSMC,4=Qaulcomm,5=SK Hynix,6=Toshiba,7=TI,8=Micron,9=ST、10=Broadcomm であった。インテルは売り上げを落としているが30%以上の成長が見込まれる会社もある。その中には、集積回路の製造は外部委託して企画・設計に特化したファブレスの会社が登場しているのが最近の特長だと述べている専門家もいる。市場のトレンドが激変している時代には全てを丸抱えした大艦巨砲主義では対応が遅れて恐竜のような末後を迎えてしまうのかも知れない。

現役時代、集積回路の売り込みで、携帯電話に使う集積回路を調べた事がある。既に15年ほど前だった思うが、携帯電話の心臓部のチップセットはQaulcommが押さえていたと記憶している。携帯電話の基本になる特許を保有してその分野に他のメーカーが参入する事が難しかったのがその大きな理由だろう。

WIKIPEDIA「クアルコム。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%A0)」この記事によると、「CDMA方式携帯電話の実用化に成功して成長を遂げた。クアルコムはファブレスメーカーであり、半導体の製造は大手ファウンドリであるGLOBALFOUNDRIES、TSMC等へ委託し製造している。」とある。ビジネスとしては特許のライセンス料で稼ぐよりその特許を使った集積回路を売った方が効率が良いのだろう。

スマホ・携帯等の売り上げ増大の影響を受けて、インテルのCPUの売り上げが減少した場合、インテルはファウンドリに向かうのではないかという予想もWEB上にあった。「いつでも、どこでも、だれとでも」がコミュニケーションの基本だ。スマホも数年後にはブームが去るかもしれない。DOSやポケベルやPHSを懐かしく感じるようではもう古すぎるのか。

2013年11月15日の天気(AMEDAS)

TAVE= 9.5 NO DATA
TMAX= 12.2 最高気温(℃) 12.4 16:33
TMIN= 6.8 最低気温(℃) 6.2 23:49
DIFF= 5.4
WMAX= 5.5 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 11.3(北西) 18:35
SUNS= 0.4 NO DATA
RAIN= 1 NO DATA

Q
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ツルよ 飛んでおくれ:伊勢崎・前橋の境界フロンティア(未来が楽しい環境戦争)

伊勢崎市が市有地にメガソーラーを建設すると発表があり、何事にも腰の重い伊勢崎がついに動いたかと感慨にふけった。「ハトよ 鳴いておくれ;環境雑録;老人の寝言:イセサキオートレース場へ潜入(メガソーラー用地はどこだ?)(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2013/08/post-38e4.html)。(2013年8月17日(土))」もう一度、伊勢崎市のホームページで確認すると「伊勢崎市が市有地にメガソーラーを建設する」というのは、表現が正しくないようだ。メガソーラーを建設し売電事業を行うのは市と契約した業者であり、市はその業者に市有地を貸し付ける事になるようだ。従って、市は事業費用は払わずに土地の賃貸料を受け取るので、自分の腹は痛まない計算のようだ。

毎日新聞は、「メガソーラー:伊勢崎市有地に シャープと設置協定、収益2億円超に /群馬;http://mainichi.jp/area/gunma/news/20131102ddlk10020190000c.html(毎日新聞 2013年11月02日 地方版)」というタイトルで、「伊勢崎市とシャープ(本社・大阪市)は1日、伊勢崎市安堀町の市有地に出力2・7メガワットの大規模太陽光発電所(メガソーラー)を設置する協定を締結した。来年3月に着工し、稼働期間は来年8月から20年間。市は土地の賃貸料などで計約2億7000万円の収益を見込んでいる。 市によると、今年8月に公募型プロポーザル方式で運営事業者を募集し、応募のあった16社の中から企画書やプレゼンテーションでシャープを選んだ。設置面積は約4・1ヘクタールで、工事費は同社が負担。市は土地の維持管理費を削減できるほか、同社が地元企業を活用することで雇用の創出にもつながるという。」と報じた。

メガソーラーが建設される場所をWEB地図で調べた見たら大体の位置がつかめた。広瀬川と荒砥川が伊勢崎市と前橋市の境界になっていて、その合流点の東辺から両毛線と荒砥川が交差する地点までの荒砥川左岸一帯が予定地らしい。この一体は、下流の上水道の水源涵養地として確保されているようなので、本来の目的が十分達成できるよう願わざるを得ない。

ところで、オートレース場がなぜあそこにあるのか疑問になった。強い西風が吹くとオートレースの音が何キロか先の我が家まで届く。オートレース場を誘致するにも騒音が問題になる。地図を見ると一種の迷惑施設扱いで市の境界まで押し上げられたような位置に設置されているように感じる。オートレース場誘致当時は、周辺はまだ田園地帯で、今日のように商業施設はなかったようだ。

時代が下って、前橋市がゴミ焼却炉の新設を打ち出したのが、オートレース場のすぐ北側の広瀬川左岸だ。清掃工場も一種の迷惑施設。前橋市の記憶にオートレース場の一件があったのか分からないが、この時は風下の伊勢崎市民の反感は治まらなかった。その後の歴史はつい最近の事なので話す事もないと思う。前橋市が現有焼却炉の延命で当面乗り切る事になったのは、大きな意味で市民の環境意識が変わってきたからと言えるのではないか。ここまでは、伊勢崎市と前橋市の境界線に接して、両市がつばぜり合いを行っていたかにも見えたのだ。

ところが、異なる物が緊密に接して素晴らしい効果が実現できる例がこの世には多数ある。今日の情報通信技術を支えるトランジスタもその一つ。この場合、二つの物質の境界はメートルオーダーではなくその百万分の一のマイクロメートル以下だがそういう境界を作って、電子の行き来を制御する事によって電子機器が実現できる。ゴミ問題を環境問題と錯覚するのはそれこそ環境無視のように見えてしまう。

「三つの環境(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2008/10/post-3d94.html)。(2008/10/22)」

「何事にも腰の重い伊勢崎がついに動いたかと感慨にふけった」とはまさにこの環境という視点が関係する。伊勢崎市が、この類まれなる前橋市との隣接地にメガソーラを誘致したのは、お互いに迷惑施設で角を突き合わせるのとは違っていると感じたのである。前橋市民から見れば、前橋の辺境の清掃工場にゴミを運ぶトラックが市内を走り回り、排気ガスと騒音をばらまき、これ以上の環境破壊は止めようという意識があったから今日のようになったに違いないと思う。それは、伊勢崎でもどこの都市でも同じだろう。ただ、新清掃工場用地は前橋の市有地で、清掃工場新設を前提に周辺の道路等の整備も並行して行われたようだ。これらを使わずに放置するのは勿体ない。前橋市がこのようなインフラをどのように活用するのかに今後注目が集まるだろう。

航空地図をみて驚いた。まさに、新清掃工場は前橋の辺境のような田園地帯。近くには駒形インターチェンジもある。一方その南東は伊勢崎市の商業施設が張り出している。さあ、前橋の次の一手は何か。願わくば、両市にとってメリットと相乗効果があるアイデアで勝負してもらいたいものだ。

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    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)