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2008年9月13日

2008年9月13日 (土)

産食一体

2008/9/13

産食一体

人間の命をつなぐ物。

食料だ。

文明が発達したにもかかわらず混沌としてきた。

生産、加工、流通、販売、消費等あらゆる面で問題を抱えている。

どの部門が停滞しても他の部門が困るのだ。

食料問題対策としてよく「地産地消」という言葉を聞く。

WIKIPEDIAでその由来を調べると:地産地消という言葉は、農林水産省生活改善課(当時)

が1981年から4ヶ年計画で実施した「地域内食生活向上対策事業」から生じた。とある。

趣旨は地域で生産した食物を地域で消費しましょうという意味に理解される。

しかし、食物を消費するという「消」がどうもしっくりしない。

使い捨ての消耗品を連想してしまう。

現実に食が軽々しいものになってしまった。

食物なら食べる、頂くがしっくりする。

食運動では「身土不二」という考えもあるようだ。

しかし、文明社会では生産の現場と消費の現場が分離してしまっているのが実状だ。

最早、食物を自分の手や目が届く範囲から調達出来ない。

皆があなた任せにならざるを得ない。

そこに不正が忍び込む。

人間は理想を食って生きるわけにはいかない。

業者も日々生きてゆかねばならない。

産地も移り変わる。

業者も産地も競争している。

おいしいもの、珍しいものがあればそちらに手がでる。目が移る。

食にかかわる業者も消費者も自分を中心に動くのだ。

しかし、生産、加工、流通、販売、消費等食にかかわる人々は

食と生の重さは重々承知しているだろう。

それなのに次から次へと問題が発覚する。

食料に関しては、価格、品質、量、多様性等相矛盾する要求を

両立させる必要がある。

生産、加工、流通、販売、消費の各部門の人々が価格、品質、量、多様性等で

合意できるキーワードはないか。

いろいろ探してみた。

産食一体。

生産された食物は加工、流通、販売を経て消費者に届く。

食べられた食物は体の一部になる。身体に一体化するのだ。

豊かで、安全、安心な食生活を保証するには

価格、品質、量、多様性等の確保が必要だ。

そのためには食という崇高な仕事に携わる

生産、加工、流通、販売、消費の各部門の人々が一体にならねばならない。

「産食一体」という言葉はそのような行動や意識や価値観を共有するに適していると思う。

食物が生産されてから消費者に届くまでの全ての過程で嘘(不適切)があってはならない。

一部の食にかかわる者の不適切な行動がその他全体の迷惑になる。

食にかかわる者が一体となって不適切な行動を防止しなれば問題は再発する。

前工程も後工程も信頼できるパートナーでなかればならない。

食は我々の命だという意識で一体化しなければならない。

産食一体が徹底すれば地球上のどこで作った食物でも安心して食べられるだろう。

食生活を豊にするためにも産食一体が必要なのである。

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  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
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    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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