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2010年1月 4日 (月)

横文字好き;どや顔で 横文字使う 軽さかな。

2010/1/4

横文字好き;どや顔で 横文字使う 軽さかな。

最近はあらゆる場面に横文字が氾濫している。これは、最近の事ばかりではなく、海外から文物を導入してきた日本人の習性も関係しているのかもしれない。言葉を導入することは、その言葉に関連する意味、心象、行動、習慣、体系等も間接的に導入する準備にもなる。

卑近な例では保健医療サービス及び福祉サービスという言葉が、介護保健法に第一条に登場する:(介護保険法(平成九年十二月十七日法律第百二十三号))。母親の介護が必要になった頃、介護保険制度が実施されたので介護保険制度の運用開始直後から介護サービスという言葉を耳にしてきたと思う。

また、介護保険の利用を申請したとき、サービスという言葉に違和感を覚えたのも事実である。ところが、このサービスという言葉を純粋な日本語で説明すると何となく難しいのである。

サービスという言葉自体が日本語ではないかと言えばそれまでの話である。英語のSERVICEという概念が日本語に欠けているからサービスという言葉を使うのかという疑問でもある。

広辞苑の第一項に奉仕とある。奉はたてまつる、仕は仕事や労務という事であろう。要は仕事や労務をたてまつる主体側に立った言葉が奉仕であり、これはSERVICEの原義に近いのかもしれない。

欧米では兵役に従事するのも国家に対するサービス即ち奉仕であるようだ。SERVEという言葉自体が身体を張って仕えることを意味しているようだ。

ソノシートで聞いたケネディ大統領の就任演説の一節SERVEという語句があるのを思い出してネットで探した。

The energy, the faith, the devotion which we bring to this endeavor will light our country and all who serve it - and the glow from that fire can truly light the world.

ケネディは国民が国家の事業に奉仕するよう熱っぽく呼びかけたのである。ともかく英語のSERVICEにはその内実を支えるSERVEという動詞があるが、日本語となったサービスにはそれを内実を支える動詞を置き忘れているようでもある。

横文字のおいしい部分のつまみ食いのような感じがする。サービスするとは値引きしたり、おまけを付ける程度の意味に理解してしまう。横文字を使う事には良い所取りをする面があり、日本語で言ってしまうとまずいようなそれ以外になにか隠された意味があるかのように感じてしまう。

使われた横文字自体が、目新しく、それを使うと優越感を覚え、本音は便宜的で使い捨てのような使う側の意識も反映しているようにも感じる。

要するに、日本語は横文字に頼らなければならない位貧弱なのか。横文字を使って得々とする姿をみると言い換えの能力しかないのかとうんざりする事が多い昨今ではある。

*************************
追記(2017/10/25):整形、再読、印象;

Googleにてキーワード「ケネディ」で本サイト内を検索

ざっそう句;どや顔で 横文字使う 軽さかな。

YOUTUBE:「Jan. 20, 1961: Inaugural Ceremonies for John F. Kennedy(https://www.youtube.com/watch?v=MdG1kcEAsX0)。(U.S. Presidential Inauguration
2012/12/21 に公開;視聴回数 62,736 回)」(YOUTUBEのJan. 20, 1961: Inaugural Ceremonies for John F. Kennedyへのリンク

トランプ米大統領、JFK暗殺の機密文書を公開の意向 CNN Japan · 1日前」とか。

日本は記録が無い闇国家になるのか。

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200/1/4

横文字好き

最近はあらゆる場面に横文字が氾濫している。これは、最近の事ばかりではなく、海外から

文物を導入してきた日本人の習性も関係しているのかもしれない。言葉を導入することは、

その言葉に関連する意味、心象、行動、習慣、体系等も間接的に導入する準備にもなる。卑

近な例では保健医療サービス及び福祉サービスという言葉が、介護保健法に第一条に登場

する:(介護保険法(平成九年十二月十七日法律第百二十三号))。母親の介護が必要にな

った頃、介護保険制度が実施されたので介護保険制度の運用開始直後から介護サービスと

いう言葉を耳にしてきたと思う。また、介護保険の利用を申請したとき、サービスという言葉

に違和感を覚えたのも事実である。ところが、このサービスという言葉を純粋な日本語で説

明すると何となく難しいのである。サービスという言葉自体が日本語ではないかと言えばそれ

までの話である。英語のSERVICEという概念が日本語に欠けているからサービスという言葉

を使うのかという疑問でもある。広辞苑の第一項に奉仕とある。奉はたてまつる、仕は仕事

や労務という事であろう。要は仕事や労務をたてまつる主体側に立った言葉が奉仕であり、

これはSERVICEの原義に近いのかもしれない。欧米では兵役に従事するのも国家に対する

サービス即ち奉仕であるようだ。SERVEという言葉自体が身体を張って仕えることを意味し

ているようだ。ソノシートで聞いたケネディ大統領の就任演説の一節SERVEという語句があ

るのを思い出してネットで探した。

The energy, the faith, the devotion which we bring to this endeavor will light our country and all who serve it - and the glow from that fire can truly light the world.

ケネディは国民が国家の事業に奉仕するよう熱っぽく呼びかけたのである。ともかく英語の

SERVICEにはその内実を支えるSERVEという動詞があるが、日本語となったサービスには

それを内実を支える動詞を置き忘れているようでもある。横文字のおいしい部分のつまみ食

いのような感じがする。サービスするとは値引きしたり、おまけを付ける程度の意味に理解し

てしまう。横文字を使う事には良い所取りをする面があり、日本語で言ってしまうとまずいよう

なそれ以外になにか隠された意味があるかのように感じてしまう。使われた横文字自体が、

目新しく、それを使うと優越感を覚え、本音は便宜的で使い捨てのような使う側の意識も反映

しているようにも感じる。要するに、日本語は横文字に頼らなければならない位貧弱なのか。

横文字を使って得々とする姿をみると言い換えの能力しかないのかとうんざりする事が多い

昨今ではある。

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  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
    雑草を多面的に解説し防除の基礎も述べる

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  • 項目のタイトル2
    POST IT :ブログ画面への張り紙に使える。
  • TYPE LIST事始め
    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)