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2010年7月27日 (火)

殺草剤:いとしきもの

2010/7/27

除草剤、枯草剤、殺草剤?(PART2)

最近農材店を覗いたら除草剤用のハスノミが目に付いた。穴の列が中央に3列しかな

いので薬液が落ちる幅が狭くなるので畝が狭くても作物にかかりにくいのと薬液の使

用量が少なくなるアイデア商品であった。ジョウロで除草剤をまくときには便利なよ

うだ。一つ買っておこうかと迷った。しかし、除草剤はできるだけ使うまいという気

持ちがあるので見送った。

2008/9/30に除草剤、枯草剤、殺草剤をGoogle検索したので、もう一度データを取っ

てみた。約二年後となり、NET上の情報がどう変わるか興味があった。

以下は2010/7/26のGoogle検索結果:

(  )内は殺草剤を1とした場合の比率。ヒット総数=717300

除草剤 の検索結果 約 548,000 件中 1 - 20 件目 (0.12 秒) (10.1)

枯草剤 の検索結果 約 115,000 件中 1 - 20 件目 (0.20 秒) (2.1)

殺草剤 の検索結果 約 54,300 件中 1 - 20 件目 (0.17 秒) (1)

この結果を見て自分の目を疑った。枯草剤と殺草剤のヒット数が激増して除草剤の総

ヒットは減少している。これが何を意味しているか単なる数値データに過ぎないので

明言できないが、従来除草剤として使われた用語の代わりに枯草剤や殺草剤が使われ

るようになったのではないかと推測される。環境意識が向上して薬剤の機能と呼称が

不一致なのは良心に反すると思う人が増えたのか。ともかくこういうデータの継続的

比較は環境意識の変化を図る物差しになるかもしれない。尚、薬剤の効果を薬剤の製

造会社が「枯殺率」という用語で比較しているのを見たが、製造会社が殺草剤を製造

しているという認識ははっきりしている。薬剤は生物の生理作用との関係でその効果

が決まるのである。環境団体等に薬剤名称偽装を攻撃されては困ると密かに呼称を変

える可能性はあるのか。登録農薬となるとそう簡単には事は済まないであろう。

ともかく高齢化社会になると雑草の処理も大変になる。自分はある程度雑草との共存

は必要だと思っている。むしろ、最近の連続する猛暑日には雑草ですらヒートアイラ

ンド予防に大きく寄与しているのではないか。従って、今後農薬メーカーは安全で安

価な抑草剤の実用化を進めるのではないか。草丈を青々と10~20㎝に保てれば画期的

であろう。追記:データ解釈について(枯草剤/殺草剤)という用語使用比率は余り

変わっていない。枯草剤や殺草剤という用語を使うのは学者や研究者等一般の人以外

が多いと思われる。そうなると、まだ一般人のレベルで枯草剤や殺草剤という用語が

使われる例は少ないのかも知れない。逆に専門家レベルでは雑草に対する対応の研究

熱が上昇しているのか。

**************************************

以下は2008/9/30のGoogle検索によるヒット数(総数=656447)の調査である。

(  )内は殺草剤を1とした場合の比率。

除草剤 に一致する日本語のページ 約 654,000 (995)

枯草剤 に一致する日本語のページ 約 1,790 (2.7)

殺草剤 に一致する日本語のページ 約 657 (1)

殺草剤は主に学術的に使用されているようだ。

ともかく、枯草剤、殺草剤という用語が千件の内数件使われている事が

分かってほっとした。

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  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)