雑草句録:大根サラダ
2010/12/9
雑草句録:大根サラダ
■売る前に大根サラダを試食する
中身が紅色の大根を作った。色が新鮮であった。そこで、それを生食サラダ用として売ってみようという気になった。しかし、レシピがなければ漬け物程度かもしれないとレシピを考えた。味付けには夏みかんの果汁がよかろうと考えて、大根サラダを作り試食した。店頭にはレシピを付けて大根と夏みかんを抱き合わせで並べた。単品売りはやはり差別化が困難だ。そこそこ売れたように思う。発売当時ネットで調べてみたら、Q何とかという大きな食品会社が同じような物を売り出していた。アイデアとしては先行性もあり面白いと感じた。しかし、レシピが無いと何もできないと言うのには疑問を感じる。加工品を買って食べるのも自分の腕試し程度でよいのでは。食べ物も材料を縦横無尽に使えるようになると作る喜び、食べる喜び、食べさせる喜びが生まれてくるのではないか。
追記:食事に関しては「ワタシ食べるヒト」に徹してきた。女性が食事を作り家族に食べさせるという役割を担ってきたのは子育てという人類の歴史の中でも重要な部分を聖域として女性の役割として確保してきた結果なのではないかと思うことがある。お勝手の味見、つまみ食いも当然公認である。石器時代の狩の獲物、現代の給料、これをとってくるまでは男の仕事。それを、加工して、配分するのが女性の仕事。この部分に男性が介入すると秩序・平和が乱れてしまう。大抵、女性から漏れてくるのは食べさせるグチ、不満の類。是非食べさせる喜びも再発見して貰いたいと思う。