歴史の転換:アナログTV放送終焉、地デジ完全移行後に何が起こるか
2011/7/22
昨日は曇り。夕方頃晴れ間があった。用事で外出。ついでに地デジ商戦の様子を見た。平日の午後なので特に盛り上がっている風でもなかった。電気店のTVコーナーの客はやや多いようだった。地デジチューナーは売り切れ、入荷待ちという掲示がでていた店があった。という事は、買いたくてもアナログTV放送終了時点で不便な思いをする人も出そうだ。我が家は息子が地デジチューナーを買ってきたが未設置。母親へのサービスだ。記念のためアナログTV放送終了告知画面をデジカメにおさめた。台所はPCTV354+ビデオデッキという構成でTVを見ている。PCTV354はパソコンのアナログモニターとTVの兼用で懐かしい機種だ。Googleで検索したらヒットしたのは8件のみ。いよいよレトロな風格がでてきた頃だ。更に現役が伸びる。家族は大いに不満だが、テレビという虚像をみるより眼前の実物を見よ、物を大切に使えというのが老人の口癖だ。オニユリの花が咲いていた。これはムカゴで増やしたもの。
2011/7/21の天気
TAVE= | 22.3 |
TMAX= | 23.8 |
TMIN= | 19.6 |
DIFF= | 4.2 |
WMAX= | 4.7 |
SUNS= | 0.4 |
RAIN= | 0 |
歴史の転換:アナログTV放送終焉、地デジ完全移行後に何が起こるか
日経電子版は、「地デジ化後は「脱テレビ」、米放送局が歩んだ苦闘の道のり ;url=http://www.nikkei.com/tech/business/article/g=96958A9C93819499E3EAE2E3938DE3EAE2E5E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;dg=1;p=9694E3EAE3E0E0E2E2EBE0E4E2E3(2011/7/21 7:00)」というタイトルで、「米国の地上テレビ放送は10年以上の曲折の末、2009年6月に地上デジタル放送(地デジ)へと移行した。移行後も米テレビ局は、広告の「長期低落傾向」に悩まされながら、急速に広がる「脱テレビ端末」への対応を迫られるなど苦闘を続けている。 今週末の24日に地デジ化する日本にも、数年後には同じような変化がやってくるかもしれない。その準備はもうできているのだろうか。」と報じた。
この記事はITジャーナリスト 小池良次氏が執筆している。文末で、「米国のインターネット、通信業界を専門とするジャーナリストおよびリサーチャー。88年に渡米、93年からフリーランスジャーナリストとして活動している。サンフランシスコ郊外在住。主な著書に「クラウド」(インプレスR&D)など。」と紹介している。4ページにわたる記事であり、日本の地デジ完全移行後の動向を占う参考になると思う。
地デジ移行にも各国の事情があることが理解できる。更に、テレビはその影響の大きさから、アナログTVの場合、各国はどの方式を選択するか判断を迫られた。そうして、アメリカ系のNTSC、フランス系のSECAM、ドイツ系のPALの三方式が世界のほとんどを支配する結果となった。
TVの初期はある方式から他の方式に変換するだけでも相当高度な機材が必要であったが最終的にはこの方式の差は乗り越えられて大きな問題はなくなっていると思う。情報・通信の世界でも卓越した特許等の技術があれば優位な位置につける。携帯電話のクワルコム等はその例であろう。CDMA(CDMA(Code Division Multiple Access)符号分割多元接続のこと。)の特許を持っている。
地デジ関連では、「『ソニーなど3社、地上デジタル放送特許管理で共同出資会社』;url=http://d.hatena.ne.jp/Nbenrishi/20060813」に記事があった。そのアルダージ株式会社(株主:シャープ株式会社、株式会社東芝、パナソニック株式会社、三菱電機株式会社 、ソニー株式会社、
日本ビクター株式会社、日立コンシューマエレクトロニクス株式会社)についてはurl=http://www.uldage.com/jp/company/company01.html。設立は2006年7月。
デジタル化が及ぼす影響にはハード面とソフト面があるが、デジタル化がビジネスの裾を広げる方向にあるのは確かだろう。市場全体が拡大して行けばなんの不安も無いが、すでに地球自体、生産能力に対して小さくなりすぎている。従って、市場は遅からず飽和してしまうだろう。そうなると、一方では独占が進み、一方ではニッチな方向への拡散が進むだろう。
TVのデジタル化はコンテンツ管理を容易にする。すると、大衆向けのコンテンツは安価であっても関心が薄くなり市場は希薄化して行く可能性も大きいだろう。デジタルTVの画像がきれいだといっても、つまらないコンテンツはいくらきれいでもすぐに飽きられてしまう。また、内容が濃いコンテンツを作成するのはそれ相当の金がかかる。ともかく、アナログTV放送の終焉と地デジ完全移行とはやしても、究極的にはアナログとデジタルは技術上の選択枝にすぎない。従って事態が激変する事はありえないであろう。むしろ、放送業界が電力業界と同じ古い体質にあったと言うことを地デジ元年があばいてゆくのではないか。
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