老人の寝言:今年の花粉症は放射能ですっ飛んだ?
2011/12/16
昨日は晴れ。穏やかで暖かな晴天。町内行事等。種子採取。チューリップの水栽培で、容器は縁側に置いてある。1個だけ根が出てきた。球根の外皮が無く白く見える物。他の3個は濃褐色の外皮がついている。これらの容器の水の色が褐色になってきた。外皮の成分が水に溶けだしているのか。多分、外皮もそれなりの役割があるだろう。頂上部から緑色の芽が少し見えるようになっているが伸びてこない。球根の脇から小さな芽が出ているのもある。マリーゴールドは完全に枯れてからからになった。来年のこぼれ種の発芽が楽しみだ。
2011/12/15の天気
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老人の寝言:今年の花粉症は放射能ですっ飛んだ?
今年は、花粉の飛散が非常に多い年との予想があった。花粉症持ちの自分もそれなりに対策せねばとあせった。しかし、花粉が飛ぶシーズンが福島原発事故の放射性物質の飛散と重なり、花粉症がすっ飛んでしまったような印象が残った。東京都福祉保健局は今年の花粉の飛散状況を下記のように総括している。結果としては予想以上の花粉が飛び、「今春の飛散花粉数は、過去(昭和60年以降)2番目に多かった。」としている。それでは、自分が花粉症を余り実感しなかった理由はなんだったろうか。
東京都福祉保健局は、「平成23年春の都内スギ・ヒノキ花粉飛散状況の解析及び予測との比較検証;url=http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2011/10/60lap300.htm(平成23年10月25日)」というタイトルで、「 東京都では、花粉症の予防や治療を適切に行うことができるよう、花粉飛散予測を実施するとともに、飛散花粉数の観測を行っています。
今般、東京都花粉症対策検討委員会により、今春の都内スギ・ヒノキ花粉飛散状況の解析及び予測との比較検証を行いました。
1 花粉飛散状況等
今春の飛散花粉数は、過去(昭和60年以降)2番目に多かった。
2 予測との比較
飛散開始日は予測どおり例年より数日遅く、飛散花粉数は予測を上回った。
1 花粉飛散状況等
今春の飛散花粉数は、都の観測史上2番目に多かった
スギ・ヒノキ合計飛散花粉数の平均は、昨春の9.7倍、過去10年平均※1の2.7倍であった。
これは、昭和60年から都が観測している飛散花粉数の中で、平成17年に次いで多かった。」、~「 千代田区で診療する1医院(耳鼻咽喉科)における、今春の初診花粉症患者数は、昨春の1.4倍であった。
初診患者数と飛散花粉数の傾向は、例年と同様高い正の相関を示した。
飛散花粉数が「多い」以上の日は、昨春及び過去10年平均と比べて多かった」と報じた。
先ず、福島原発事故による放射性物質飛散が頭にあって、外出時はこまめにマスクを着用した。これが花粉症の症状を軽減したのかもしれない。子供は、家の窓の隙間にテープを貼って放射能を含んだ外気の進入を防止しようとした。放射性物質飛散の恐怖は忘れてはならない体験だ。当地では、ホウレンソウとコマツナから基準以上の放射能が検出され、出荷停止になった。この件に関しては、比較的単価の低いホウレンソウとコマツナが標的として狙われたのではないかと国や行政に対して不快感を抱いた。どうせ、出荷停止で損害賠償するならという低意が丸見えに思えたのだ。他の野菜類はデータが無いと言うことで放任された。安全をPRするために当局のお偉方が食べたのはハウスキュウリだ。露地栽培のブロッコリーでも食べて見せて貰いたかった。ホウレンソウとコマツナだけに放射性物質が選択的に降る事など物理現象としては考えられない。当局は放射線量分布の測定データを公表しようとはしなかった。民間が自主測定を始めて、それに押されて開始する始末であった。御用学者は民間の自主測定は信用ができない云々と難癖つけて阻止しようとしたが完全に面目を失った。民間測定で見えない物を見ただけで真偽をただす第一歩が踏み出せたのだ。これは原発事故から得た大きな学習効果だろう。
スギ花粉を飛ばすのは雄花。花粉症はアレルギー反応で、スギ花粉に対する抗体反応を弱めれば対策になりそうだと言うことで、杉の実茶を試してみた。これがどの程度効果があったかは不明だ。花粉症が自覚するほど出なかったもう一つの原因は、放射性物質飛散というより大きな問題が心理的な影響を与えたかもしれない。何が原因か、繰り返し実験が不可能な出来事なので、疫学的な研究しか出来ないだろう。ともかく、今年は有意にスギ花粉が多く、花粉症患者数(千代田区内、医院での調査)は、昨春の1.4倍だったとか。ひょっとすると花粉症体質が老化で軽減したかもしれない。
来年は花粉の飛散は少なそうだ。問題は福島原発事故の放射性物質がスギ花粉に取り込まれて飛散し、内部被曝をの原因になる可能性があるという懸念。花粉なら我慢できるが放射能はご免だ。