文化と文明雑感:両毛線に蒸気機関車の復活をという夢の実現
2012年11月4日日曜日
昨日は晴れ。最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 12.5(北北西) 12:49 。ざっそう句:SLの 勇姿にむせぶ 両毛線。苗類に灌水後、かみさんと散策兼SL見物に出かける。見物場所はかみさんの直感が正解で、良い場所が取れた。駄菓子と缶コーヒーを持って久しぶりのハイキング気分。既に、何台かカメラの放列があり、車中でSLが来るのを待っていた。JRの社用車も停車。ガードマンも出ており、イベント気分が盛り上がっていた。
2012年11月3日土曜日の天気(AMEDAS)
TAVE= | 11.4 | |
TMAX= | 16.7 | 最高気温(℃) 17.0 13:22 |
TMIN= | 7 | 最低気温(℃) 6.8 06:33 |
DIFF= | 9.7 | |
WMAX= | 6.9 | 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 12.5(北北西) 12:49 |
SUNS= | 9.6 | |
RAIN= | 0 |
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文化と文明雑感:両毛線に蒸気機関車の復活をという夢の実現
東日本旅客鉄道株式会社 高崎支社のホームページに、~SL 両毛ウエ~ブ!プロジェクト~として、「11 月3 日(土・祝)、両毛線桐生駅から高崎駅間にSL C61 20 を運転します。桐生駅からSL が運転されるのは実に44 年ぶりになります。JR 東日本高崎支社では、当日運転するSL にみんなで手を振る「SL 両毛ウエ~ブ!プロジェクト」を沿線の桐生市、みどり市、伊勢崎市と協力して取組みます。」というニュースが掲載されていた。
いよいよその日が来た。文化の日だ。上記記事の「実に44 年ぶり」から、当時の自分の年齢を逆算すると微妙な年齢だ。「両毛線。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%A1%E6%AF%9B%E7%B7%9A。(最終更新 2012年10月20日 (土) 06:01 )」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に「1951年からは気動車による運転が開始され、新駅が数多く設置されたが、1968年の全線電化に前後して休止(後に廃止)されている。」とある。両毛線の全線電化で、蒸気機関車やディーゼル機関車が過去のものになり、動力も電気の時代になったと実感したものだ。
かみさんもSLを見たいと言うのでつきあう事にした。やや北風が強いが天気は良好。見晴らしが良い場所を目指して散策を開始。待つこと30分以上。その間に何人も人が集まってきた。偶然同級生とも顔を合わせて雑談。ポンコツカメラで気温が低いとレンズが出ない事もある。予備に携帯デジカメを首にぶら下げて待つ。遠くから汽笛の音。接近してからシャッターを押す。帰宅して確認すると何とか写っていたが、自分のイメージと色調が違う。画像処理して自分のイメージに合わせた。ところで、SLの人気の要因は何なのか。単なる懐古趣味や珍しさだけなのか。それとも、人間と同じように動力源を背負ってひたむきに走る姿にそれとなく感動するからなのか。そこに生物的な共感があるのか。
忘れ去られようとした蒸気機関車を整備し、実際に運行できたのも、細々と蒸気機関車の技術や技能が維持されて来たからに相違ないだろう。さて、これから鉄道に関してどんな夢を描く時代になるのか。今年行われた中学時代の同窓会で、JRに入社し、機関士も経験した旧友と話をした。今後は、スターリングエンジンを積んだミニSLを走らせたいという夢を語ってくれた。WIKIPEDIAによると、外燃機関の代表的なものとして、蒸気機関・蒸気タービン・スターリングエンジンがあるとの事。スターリングエンジンは高温部と低温部を圧縮・膨張で移動するガスに仕事をさせるエンジンで、現実的には高効率を実現するのは難しいが色々な燃料を使えるメリットがあるようだ。ともかく、夢は描かなければ実現できない。かつて戦時中は、木炭バスも走り、松根油が航空燃料の代用品として研究された。昨年は計画停電で鉄道も大混乱を起こした。スターリングエンジンの夢にも期待したい。
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