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2013年4月28日

2013年4月28日 (日)

科学ニュースに独り言:自分の夢が人に見られたらハズカッシー

2013年4月28日日曜日
昨日は晴れ。最高気温(℃) 18.9 13:19。最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 18.2(北西) 11:04。ざっそう句:西風が 群雲掃いて 青い空。接ぎ木苗堀上げ。昨年は野菜に手間を掛けて、果樹は放任。接ぎ木苗が暴れている。力仕事。上着を脱いで、腕まくり。前屈みで仕事をすれば、腰も曲がる。空を見上げりゃ浮き雲が流れて行く。爺さんらしく腰が曲がるのも良いかも。陽も射し、風も吹き、お陰で、畑は乾燥して真っ白だ。苗の灌水は一回だけ。仕事が俺を呼んでるぜ。風に乗ってアオスジアゲハが一匹駆け抜ける。極楽のようだ。

2013年4月27日の天気(AMEDAS)

TAVE= 13.2
TMAX= 18.1 最高気温(℃) 18.9 13:19 
TMIN= 8.7 最低気温(℃) 8.5 03:32 
DIFF= 9.4
WMAX= 9.8 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 18.2(北西) 11:04 
SUNS= 12.4
RAIN= 0

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科学ニュースに独り言:自分の夢が人に見られたらハズカッシー

たまたま、「ライフサイエンス 新着論文レビュー」サイトを覗いたら、興味あるタイトルが踊っていた。夢を科学する。興味ある課題だ。夢の解釈に挑戦した人物としてはフロイトを思い出す。フロイトの時代は、大脳の動きを知る手段は限られていた。当時は間接的な観察しかできなかった。現在では、脳波やMRIという科学機材が豊富になっている。しかし、科学万能で夢を忘れそうだ。

「ライフサイエンス 新着論文レビュー」は、「睡眠中の脳活動パターンからの夢の内容の解読
http://first.lifesciencedb.jp/archives/6930。(013年4月24日));著者=堀川友慈・神谷之康(国際電気通信基礎技術研究所(ATR)脳情報研究所神経情報学研究室)」というタイトルで、要約を、「要 約;夢は外界からの刺激とは関係なく生じる主観的な現象で,見た本人にしかその内容がわからない,すぐに忘れてしまうなどの理由から,客観的な解析の困難な対象である.この研究では,睡眠中の脳の活動を計測することにより得られた脳活動パターンを解析することで,夢の内容を解読し客観的に評価する手法を開発することに成功した.実験では,機能的MRIを用いて睡眠中の脳の活動を計測し,被験者を覚醒させ直前に見ていた夢の内容を言葉で報告させる,という手続きをくり返した.実際に画像を見ているときの脳の活動を使い,脳活動パターンから見ている物体を予測するパターン認識アルゴリズムを構築し,睡眠中の脳の活動を解析することにより,夢の報告に現われた物体を高い精度で予測することに成功した.この結果は,夢を見ているときにも画像を見ているときと共通する脳活動パターンが生じていることを示した.この方法は夢の解読だけでなく,自発的に生じる脳の活動の機能の解明や,幻覚などの精神疾患の診断にも貢献することが期待される.」と報じた。

夢を、リアルタイムに画像化か出来たら、素晴らしいけど恐ろしいという予感をもってこの記事に飛びついた。この要約に突っ込みを入れると疑問だらけ。「夢は外界からの刺激とは関係なく生じる主観的な現象」という一節のみでも疑問が生じる。「外界からの刺激」で夢が誘発される体験は多くの人がするのではないか。夢という現象が生物的な個体の中で生じるという事実は否定しがたいだろう。そういう意味では、夢という現象は科学的な対象に違いない。

「夢は外界からの刺激とは関係なく生じる主観的な現象」という表現は混乱を招くだろう。「主観的な現象」と写るのは、夢が生じたもしくは生じている個体の機能を通して外部に報告されるからだろう。「個体の機能」としては意識、言語認識etcの存在が前提となる。フロイトは、リビドーやそれを抑圧する検察官まで持ち出して夢の解釈に迫ろうとしたと思う。報告されない、抑圧される夢もあるのだ。それでは、外部から観測された夢が唯一絶対なのか。

ともかく、この研究の方法が、研究対象者が報告する「主観的」データに依存しているという点で、どれだけの普遍性(恒常性)を持つのか疑問は残った(単なる学習効果に過ぎず、観測したパターンが、人種、民族も違う同一個体以外でも数十年間不変か否かという疑問;INPUTした情報しか解読できないのではないかという疑問)。この研究が、物理的な画像(イメージ)を見せて(INPUT)、それに対する応答(OUT PUT)を観察するというような構造を持つことも理解できる。しかし、一般的な夢として語られる恐怖や願望という意識作用がどのように解読されるのか謎は深まる。

心理現象の解明で、かつては「うそ発見器」というのがあった。WIKIPEDIAによると、現在も使われているようだ。

「嘘発見器。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%98%98%E7%99%BA%E8%A6%8B%E5%99%A8)(最終更新 2013年3月31日 (日) 21:34 )」『ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に、「嘘発見器(うそはっけんき、英:Lie detector)とは人間の生理現象の変化から被験者が嘘をついているかどうかを判定する装置である。一般に嘘を見破る装置といわれているが、人間の精神を調査する装置として性的嗜好や精神病の判定にまで広く使用されている。」とある。

夢という心理現象が、なぜ存在するのか、まだ科学は十分な回答を与えていないと思う。全く夢を見られないヒトが、豊かなで平和的かつ安全無害の夢を見られるヒトの頭脳を借りて、夢を見る代償にする程度の利用は利用は許されるかもしれないが、研究者には「嘘発見器」のような利用を夢見ないで欲しい物だ。

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    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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