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2014年8月26日 (火)

ツルよ 飛んでおくれ:万歳!群馬県は「地域しあわせ風土調査」ランキング最下位になり、ツルからダチョウになれる?

2014年8月26日(火)
昨日は曇り一時雨。最高気温(℃) 29.5 14:05。最低気温(℃) 22.5 22:55。ざっそう句:待ち組みにゃ 常在劇場 燕尾服。通路の草刈り。草が伸び雨露が気障り。小雨。傘をさして老人モードで郵便局。宅内閑居。資料整理。理化学研究所よりSTAP細胞の再現実験の中間報告が出る頃だと注目しているが、いつになるのか。広島県の土砂崩れ災害で多数の死者行方不明者が出ている。総理大臣としてはゴルフをしながら組閣案を練っていたのかも知れないが、総理大臣こそ国家の危機管理の最高責任者だ。この世の中、危機が同時多発する事も歴史が教えている。政治の世界で常在戦場という言葉が喋られるが選挙の時だけでは本当に頼りなく感じる。

2014年8月25日の天気(AMEDAS)

TAVE= 25.8 NO DATA
TMAX= 28.9 最高気温(℃) 29.5 14:05
TMIN= 22.5 最低気温(℃) 22.5 22:55
DIFF= 6.4
WMAX= 2.9 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 5.7(東南東) 16:48
SUNS= 0.4 NO DATA
RAIN= 6.5

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ツルよ 飛んでおくれ:万歳!群馬県は「地域しあわせ風土調査」ランキング最下位になり、ツルからダチョウになれる?

この世界、人生諸般に順位は付きものだ。その順位を付ける目的も様々だ。客観的で信頼の出来る順位ならそれなりの評価がされるべきだろうが、何か下心を持って発表される順位はマユに唾を付けて見るのも面白いのではないか。

つまらない、役にも立たない順位のために、金と時間を費やすのはいかがなものか。どうせ人物金を投入するなら、しかりした成果が出る事業をしたいものだ。

Iob_ranking_sampling

「ツルよ 飛んでおくれ(老人の寝言):群馬県の魅力度ランキングが最下位とは本当か?(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2012/10/post-43cc.html)。(2012年10月 2日 (火))」

以前、群馬県の魅力度ランキングが話題になった。ともかく、ランキング云々、ブランド云々と騒ぐが、ブランドを確立するには相当の頑固さと逆張り精神が必要ではないか。流行ブランドはそれこそ短命で終わってしまうのではないか。物まねブランドは大抵見抜かれてしまう。当世のブランドは金メッキ程度に過ぎないのも多くあるのかも知れない。

ともかく、XX研究所とかが行う調査はそれほど大規模の調査をする能力もないようで、日本の中では丁度県単位程度の調査がやりやすいようだ。調査元がランキングを発表するが、10~20位程度まで、詳しくは調査報告書を買って下さいというようなビジネスモデルのようだ。そこで、気になるのがランキングが中流以下の層ではないか。

上毛新聞は、「群馬の良さ気づいて!  幸福度調査で全国最下位。;http://www.jomo-news.co.jp/ns/4614082373324569/news.html。(更新日時:2014年8月17日(日) AM 11:00))」というタイトルで、「全国47都道府県ごとの地域や住民の幸福度を測定するために行われた民間の調査「地域しあわせ風土調査」で、群馬県が総合評価で全国最下位にランクされた。群馬県の総合評価は2000ポイント満点中576.7ポイントで、46位の福島県とは6.3の差。永遠のライバルとされる37位の栃木県とは32.3の水をあけられた。過去に行われた民間の地域ブランド力調査でも、都道府県別の総合評価で最下位となったことがある群馬県。第三者に評価される前に県民自身が群馬の良さに気付く必要がありそうだ。 」と報じた。

上記記事の調査元のホームページには2014年8月11日付けで、『博報堂、慶応義塾大学前野隆司教授との共同研究により、地域の幸福度を測定する「地域しあわせ風土調査」を実施』とニュースを発表している。その内容に目を通してみたが、群馬県のランキングは記載されていなかった。上毛新聞は全都道府県の順位と総合ポイントを掲載していたので、何らかの方法で入手したのだろう。

群馬の良さをこれまでかと言うほど毎日掲載している上毛新聞が「群馬の良さ気づいて!  幸福度調査で全国最下位。」という記事を堂々と載せているのにはちょっと違和感を感じた。ところが、かみさん曰く、「群馬県は他の県すべてを喜ばせているのだから最高!」群馬県人は調査結果と上毛新聞記事に関してどんな印象をもったろうか。

どんな調査研究でもデータと結果があれば、調査研究と言えない事はないだろう。ただ、その結果がどれほど信頼性があるかは、調査計画の立て方や調査の内容、分析等々によって変わって来るだろう。上記、博報堂のニュースによれば調査概要は以下の通り。

調査時期:2014年2月28日~ 3月10日
調査方法:インターネット調査
調査対象者:20歳から 64歳までの男女、現在の地域に 3年以上お住まいの社会人
サンプル数:15,000 *各都道府県 300サンプル(北海道のみ道東・道央・道南・道北各 300)、 男女各150名、20 -34歳・35 -49歳・50 -64歳各100名

サンプルに関しては、男女と年齢層を層別して調査した事は窺えるが、北海道を4区分にした理由が分からない。都道府県の特性を抽出しようとする調査なら、サンプル選出数を対等にすべきではないか。ともかく、北海道は面積が考慮され、他の都道府県は無視されたという事なのか気になった。更に、サンプル選出数を決める上で重大な問題は、各都道府県の人口が考慮されていない事ではないか。サンプル数は、選挙区の国会議員の定数と全く同じ問題を引き起こす。

そこで、各都道府県の「平成25年3月31日住民基本台帳人口」を用いて、各県のサンプル比率を計算してグラフにしてみた。その結果は半端じゃないバラツキがあった。いわば、各都道府県はばらばらなハンディを負って評価されたのではないか。「各都道府県 300サンプル」と決めたのと各都道府県のランキングを決めるという目的のための調査計画がしっかりされたのか理解できない。サンプリング調査をするのなら、母集団が均等に反映されるサンプリング方法を採用すべきではないか。要するに、ランキングを出したが、どの程度の妥当性・説得力があるのか分からないようでは困る。インターネット調査で調査対象者が該当する都道府県をどのように判断したかも知りたい所だ。

上記「地域しあわせ風土調査」も一種の統計的調査手法がその基礎にあると思うが、調査は継続して行ってこそ意味があるだろう。ところで、今後も同じ調査方法を続行するのだろうか。WEB情報で、『群馬県は「地域しあわせ風土調査」ランキング最下位』だと、嘆くような意見もあるようだが、数値が大きいか小さいかだけの結果に喜憂する必要もあるまい。ようやく、群馬というツルも助走しつつ自力浮上のキッカケを掴んでいるのだから、現在は脇目も振らずその路線を前進するだけで十分ではないか。

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    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
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  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
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    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
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