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2015年9月26日

2015年9月26日 (土)

科学ニュースに独り言:老人の寝言:有名なフォルクスワーゲン(VW)はソフトで顧客を騙した?;ハイテクで 羊頭狗肉 ディーゼル車。1509。

2015年9月26日(土)
昨日は雨。最高気温(℃) 18.4 15:02。最低気温(℃) 16.6 08:47。ざっそう句;ハイテクで 羊頭狗肉 ディーゼル車。天気予報の通り雨。宅内閑居。古本。現在の日本の社会状況が戦前の昭和10年代以降の社会状況に似ているように感じる。今年が戦後70なので、その頃の社会状況を知っている人は90歳前後だろう。明治時代は国政選挙権を持つのは特定の高額納税者のみだった。1925年に満25歳以上の男子のみが選挙権を持つ普通選挙法が成立。同時に治安維持法も制定された。女性に参政権が与えられたのは戦後になってからだ。議会は軍部の暴走を制止できず敗戦に到った。現在の政治状況と戦前の昭和時代がどこか似ているように感じる昨今である。

2015年9月25日の天気(AMEDAS)

TAVE= 17.4 NO DATA
TMAX= 18 最高気温(℃) 18.4 15:02
TMIN= 16.7 最低気温(℃) 16.6 08:47
DIFF= 1.3 NO DATA
WMAX= 1.5 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 3.8(西) 10:26
SUNS= 0 NO DATA
RAIN= 33.5 NO DATA


Q
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科学ニュースに独り言:老人の寝言:有名なフォルクスワーゲン(VW)はソフトで顧客を騙した?

最近、マスキー法の記事がランキングに入っている。検索でこの記事に到達したのか。自動車の排ガス規制が世論を騒がせ始めて以来、日本はそれに対応する技術を開発し、自動車の対米輸出を伸ばそうとしてきた。学生の頃にはマツダのロータリーエンジン車も話題になっていた。

日本車は主にガソリンエンジンを搭載しているが、欧米、特にヨーロッパではディーゼルエンジン車が主流になっていたようだ。同じ質量の排ガスを出すなら、高出力で燃費が安い方が有利だろう。日本はディーゼルエンジン車の技術が後れていたのかと思っていた。そこへ、とんでもないニュースが流れてきた。ドイツのVWが、排ガス規制を突破するため、車に特殊ソフトを搭載していたというニュースだ。

だが、最初はそのソフトの意味が掴めなかった。最近マイコン、CPUが車に多数搭載されるようになっている。現役時代、自社のCPU周辺集積回路が車のECUに使われるという噂話を聞いてびっくりした記憶がある。ECUとはエンジン・コントロール・ユニットの事だ。自動車の心臓部のエンジンにもコンピューターが使われる時代が来ていたのだ。思うに、エンジンを有害排気ガスが最小になるようコンピューター制御する事も可能だろう。

VWのソフトとが何をしているか調べたが、アメリカ発のニュースにその概要を伝えるものがあった。要するに、そのソフトは車の運転状況を監視し、車の運転モードを自動で切り替えるようだ。排ガス規制を試験する時は、規制基準に合格できるように車を制御して、普通の運転時はその制約を取り払って、車が最大能力で動作できるよう制御するらしい。

こういう仕組みが発覚しなければ、VWは、性能が良く、排ガス規制を満たすという、偽りの名車を売り続けて、利益を得て、シェアを伸ばす事が可能だろう。ところが、現実はその目論見通りに進まず、何かの拍子にきわどい仕組みが発覚してしまったようだ。ソフトには二つの動作モードがあり、排ガス規制の試験運転も見事に突破したので、優秀なソフトだったかもしれない。

VWの問題車種を購入したユーザは、当然、車の性能と価格、メーカーとしての信頼性を評価したのだろう。VWはユーザーの信頼を裏切っただけでなく、問題が発覚しなければ、自社製品の顧客に排ガス規制に従わないという違法行為をさせ続けていた筈だ。これは、明らかに社会的な避難を浴び、その不正を厳しく指弾されてもやむを得ない事態ではないか。この事件で救いはあるのか。リコールでソフトを書き換えるだけで、排ガス規制モードだけに変更する事は可能だろうが、それではユーザーに対する信頼を保てないだろう。

このニュースを読んで、最近の安保関連法の成立を思い出す。安保関連法は当局が巧緻を尽くして集団的自衛権の行使を禁じた憲法という規制をクリアしていると宣伝されている。いざ、それを運転した場合、今回のVW車のような事態が起こらないか。今後とも騙しのテクニックは進歩するだろう。その技術が高度化すると、それを見抜くことも容易でなくなる。今回のVWの問題は、その発生の背景や原因を徹底的に解明する必要があるだろう。

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  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
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    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)