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2016年4月3日

2016年4月 3日 (日)

ハトよ 鳴いておくれ:善応寺にある国定忠治の墓を見る;李花を愛で 冠捨てて もぐ実かな。1604。

2016年4月3日(日)
昨日は曇り。ざっそう句;李花を愛で 冠捨てて もぐ実かな。宅内閑居。超老人モードで回覧板。ハナモモ、スモモ、バイオチェリーが満開だ。犬と散歩中の女(ひと)に挨拶された。まだ、花粉は飛んでいるようだが、マスクは忘れていた。マスクをしていれば、挨拶はされなかったかも知れない。広辞苑によると、「瓜田不納履、李下不正冠」は文選にある言葉。古典の本の絵にあるように、「履」、「冠」も貴人、高官の象徴だろう。そういう庶民の上に立つ人は、庶民に疑われるような事は行わないものだと教えている。今時は、高官にとっては、「履」も「冠」も馬子の衣装並なのかも知れない。花を取るより実を盗んだ方が手軽で身のためなのだ。花も実も、両方物にするのは意外に難しい。

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ハトよ 鳴いておくれ:善応寺にある国定忠治の墓を見る

先日、出かけたついでに善応寺に寄った。初めての訪問であった。彼岸明けで、墓地には花が飾られていた。寺の人かと思い、声を掛けたが、墓参の人のようだった。伊勢崎駅周辺の再開発で、駅から善応寺がよく見えるようになった。

善応寺は、門に案内板が有り、ホームページでも情報発信をしている。たまたま、ホームページで善応寺ゆかりの人が紹介されていたので、立ち寄ってみようという気持ちになった。案内板には、小畠武堯、新井雀里、設楽天僕、国定忠治の墓があると記されている。余りにも墓が多く、新井雀里と設楽天僕の墓は見つからなかった。

「国定忠治を男にした女侠 菊池徳の一生」(高橋敏著)によると、善応寺の国定忠治の墓は、菊池一族の墓域にあったものが、ここに移転されているようだ。その経緯は分からないが、新井雀里が養寿寺にある国定忠治の墓碑銘を書いているとの事で、新井雀里とも何らかの縁があるのかも知れない。

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墓地内を探して、見つからないので、帰ろうとした所、庭の南側境界にあった。戒名がある墓碑の表面は北側を向いている。裏面には、「念仏百万遍供養」と彫られている。側面の文字は、解読不能だったので、前記の著書から引用した。

「雑草句録:忠治忌(没後160年)(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2010/12/160-cea2-2.html)。(2010年12月21日 (火))」(この記事へのリンク

「国定忠治生誕200年(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2008/10/post-a263.html)。(2008年10月18日 (土))」(この記事へのリンク

善応寺の国定忠治の墓の墓石中段には、「情深墳」と刻まれている。上記著者は、「情深墳」という文字から、菊池徳が国定忠治に捧げる情念の深さを汲み取っているようだ。

「残照雑記:「国定忠治終世の地大戸見学日程」の思い出(7)=大戸の忠治地蔵と一場商店(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2013/07/7-7f68.html)。(2013年7月 6日 (土))」(この記事へのリンク

一説によると、菊池徳は、手を尽くして処刑された国定忠治の遺骸を取り戻し、墓に埋葬したとの事だ。国定忠治に心酔していたあるアマチュア研究者によると、上記、思い出(7)に記したように、処刑後の国定忠治は手厚く葬られていたとの事だ。

念仏供養の碑は見ることがあるが、戒名が刻まれた墓碑と「念仏百万遍供養」の両方が刻まれた墓石は珍しいように思われる。処刑された国定忠治の慰霊を供養するという要素を大幅に盛り込んでいるように感じる。

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2016年04月02日 伊勢崎(イセサキ)
TAVE= 11.2 毎正時のアメダス観測値(気温)の平均値
TMAX= 13.2 毎正時のアメダス観測値(気温)の最大値
TMIN= 9.4 毎正時のアメダス観測値(気温)の最小値
DIFF= 3.8 毎正時のアメダス観測値(気温)の最大値と最小値の差
WMAX= 2.5 毎正時のアメダス観測値(風速)の最大値
SUNS= 0 毎正時のアメダス観測値(日射)の合計値
RAIN= 0 毎正時のアメダス観測値(雨量)の合計値
1日の極値 データ 時刻
最低気温(℃) 9.4 5:04
最高気温(℃) 13.5 13:52
出典=気象庁 参照⇒ AMEDASへのリンク
最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 5.2(東南東) 14:03


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    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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  • 項目のタイトル2
    POST IT :ブログ画面への張り紙に使える。
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)