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2010年9月 9日 (木)

虫食い:いとしきもの

2010/9/9

雑草句録:虫食い

■虫食いのトウモロコシを愛でて食い

この年は曲がりなりにもトウモロコシが収穫できたようだ。今年は、除草がめんどうなのでポットに種をまいたが、事情により畑に植える事が出来なかった。ポットが無惨に転がっている。管理の限界を超えてあれこれに無闇と手を出すと共倒れになってしまう。

追記:昨日は台風9号の影響で予想外の雨が降り一息ついた。猛暑が去れば、植物も、熱、乾燥、日射等のストレスが少なくなり、年内最後の成長モードに入る。果樹苗には蔓草が覆いかかっている。蔓には巻かれろと居直っているが、内心ほとほと手を焼いている。そこで、ここ数日は蔓退治に没頭している。蔓退治というより苗救出である。冬までに少しでも多く日光をあててやりたい。放置すればそのツケが回ってくる。蔓に負けて枯れていった果樹苗も多い。以下の蔓からみのニュースも自分にとっては特記事項だ。

数日前、「京都・京田辺で39.9度 9月最高気温を10年ぶり更新 ...気象庁によると、沖縄付近を移動する台風9号の影響で、西日本に暖かい南風が大量に流れ込んだという。2010/9/5 23:11(日経)」と叉も新記録というニュースが一斉に報流れた。

ところが、その後「大阪兵庫京都滋賀奈良和歌山最高気温、京田辺「日本一」本当? 計器に大量つる 京都新聞 9月7日(火)9時29分配信」等とそのデータに疑問符を付けるニュースが流れた。京都新聞の記事はアメダスの気象観測についての解説記事にもなっている。自分もデータの信頼性等に興味があるので以下にそれを引用する。

京都新聞 記事の続き:「植物のつるがからみついたアメダスの機器。男性の手元付近にある気温の観測装置は生い茂る葉で隠れている(6日午前11時45分、京田辺市薪西浜・京都府営水道薪中継ポンプ場)
 京田辺市は6日も最高気温が38・3度に達し、今夏で4回目となる国内最高気温を記録した。全国的な猛暑の中で記録ラッシュが続く京田辺のデータの基礎となる気象庁設置のアメダスの温度観測機器につる性の夏草が大量にからみついていることが6日、取材で分かった。温度測定は常に外気を取り入れる必要があるが、機器内に空気が滞留した状態で測定されていた可能性がある。前日5日の「今夏全国最高39・9度」にも疑問が出てきた。
 温度計は地上約1・5メートルにある通風筒内部にあり、内部のファンで通風して常に外気を取り入れた状態で測定している。気象庁が設置するアメダス観測機器は京田辺市薪西浜の府営水道薪中継ポンプ場内北側にある。観測機器の周囲は人の背丈ほどの草が生い茂り、通風筒とその支柱にはつるが大量にからみついていた。下草は4日に刈り取られ、つるも6日に撤去された。気象庁は年1回、保守点検しており、京田辺では昨年11月に実施したのを最後に点検はしていない。
 また、注目されるのが京田辺市消防本部が行っている気象観測機器のデータ。2階建て庁舎の屋上で測定しているが、気象台発表よりも最高気温が低い日が目立つ。8月1日から今月5日までの間で2度以上の差が出たのは5日。8月30日は3・4度の差が生じた。
 気象庁によると、アメダスの設置基準は風通しや日当たりのよい場所で周囲の地形や建物などに影響されないことを条件にする。ただ、京田辺市のアメダスの近くには今年6月以降、大量の建設残土も仮置きされており、現在は以前ほど風通しもよくない。
 京都地方気象台は「当時の状況を確認していないので、影響があったかどうかについては何とも言えない」としている。
 【アメダス】 地域ごとの気象情報を自動的に観測する気象庁のシステム。気温や雨、風、雪の状況を細かく監視するため1974年から運用を始めた。測候所の無人化による公務員削減の狙いもある。降水量の観測所は全国に約1300カ所あり、うち京田辺市など921カ所は気温も観測している。 」

上記の記事だけでは、なぜ疑問符がつくのかはっきり理解できない。「温度計は地上約1・5メートルにある通風筒内部にあり、内部のファンで通風して常に外気を取り入れた状態で測定している。」とあるが、このような測定系を蔓が覆った場合、真の外気温と測定された気温との誤差はどうなるかという問題になると思う。

気象庁の気温測定に関する記事:「気温はどこで、どのように計測しているのですか?
気温の観測は、風通しや日当たりの良い場所で、電気式温度計を用いて、芝生の上1.5mの位置で観測しています。 また、電気式温度計は、直射日光に当たらないように、通風筒の中に格納しています。通風筒上部に電動のファンがあり、筒の下から常に外気を取り入れて、気温を計測しています。」

通風筒に蔓が巻き付く事は想定外だったかも知れないが、蔓が巻いたときどんな影響が出るのであろうか。

(1)蔓が吸気・排気口をふさいで理論上の性能がでなくなる。⇒

(2)(1)の結果、外乱を受けやすくなる。直射日光⇒観測柱⇒通風筒という経路で熱伝導が生じて、滞留した空気を加熱する。⇒真の気温より測定温度が高く観測される。

(3)蔓の遮光効果:ゴーヤやへちまの緑のカーテンと同じで、これらの植物体が、遮光、蒸散等の機能を果たすので、(2)の効果をうち消す。

もう一台予備の測定装置があれば、蔓の効果、ひいては過去の測定データの信憑性が検証できた筈であり、蔓草の撤去は残念である。というより、避難を浴びないように証拠隠滅を図ったようで、いささかデータでメシを食う人類になくてはならない自負と配慮が欠けているようにも思われた。一つの観測系ではデータ比較は前と後との比較しかできない。測定系は唯一絶対の扱いになる。しかし、同じ気温を二つの測定器で測っておけば、測定器間のデータ比較が出来る。本命の測定器にデータに外乱の疑いが生じた。従って予備の測定器で同時にデータを数日間とる。その後、本命の測定器の蔓(外乱要因)を除去して、更に本命と予備の測定器でデータを数日間とる。蔓無しの時の本命と予備の測定データの相関で、蔓有りの時の本命の測定器の示すべきデータの推測が可能になる。このような機器間の測定データの信頼性を保つ必要性はISO9001のトレーサビリティの要求であったと思う。

下草を4日に刈って、蔓を6日に撤去したとなると平行測定する期間はあったことになる。既に相関データは取っているかもしれない。それならば、早急に発表すべきではないかとも思う。千載一遇の気象上の新記録に?が付くと言うことはその体系そのものへの不信を招く。それは事実としての記録のない人間寿命を遙かに越えた超高齢が名目上生存していた戸籍制度への不信感にも重なる。

ともかく、無人・自動で気象データを収集するアメダスシステムは日本の誇れる基本インフラになっていると思う。その信頼の基礎となる、観測条件の確保(芝の草刈り、蔓の除去、微気候測定に影響する周辺の測定環境の維持・管理等)に問題は無いのだろうか。

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    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)