スプートニク1号
2009/2/8
スプートニク1号
世界初の人工衛星スプートニク1号はソ連が1957年10月4日に打ち上げた。日本でもこの人
工衛星が発信した電波を受信した人がいて、自分もと思った。会社の先輩と立ち話をした時
自分も受信したよと言うのでびっくりした。当時アマチュア無線をしていたとのことであった。
電波や人工衛星等が技術や科学への道に歩むきっかけになった人が多いようだ。調べてみ
るとスプートニク1号が発信した電波の周波数が20MHzと40MHzであった。丁度、アマチュア
無線家が工夫すれば手が届く電波であった。スプートニク1号は人工衛星の父といわれるツ
ィオルコフスキーの生誕100年と国際地球観測年に合わせて打ち上げられた。
ツィオルコフスキーはロケットも無い時代に物体を地球から打ち上げる条件により、その物体
が地球を回る軌道にのる事を明らかにした。今から150年以上も前の江戸末期の事であ
る。ともかく科学に国境が無いことははっきりする。スプートニク1号の成功によりスプートニ
クショックとして米ソの宇宙開発競争が始まり、宇宙にも米ソの冷戦構造が拡大した。ともか
く世界初という記録はたった一回しか無い。しかし、それゆえ何回も述べられる。名誉ある世
界初なら結構。思うに人工衛星の歴史はまだ50年ちょっとしかない。しかし、人工衛星は火
星に着陸して、水があることを証明した。宇宙に生命の痕跡があることを証明するのも間近
なのかもしれない。