システム手帳
2010/1/11
システム手帳
20~30年前にシステムが紹介され、その優れた機能が評価され一般にも流行した。
WIKIPEDIAによるとこのシステム手帳が誕生したきっかけが第一次世界大戦にあったとい
う。その老舗がファイロファックスであったようだ。戦場でこのシステムを持っていたので銃弾
が貫通する事無く助かったという逸話も聞いたように思う。第一次世界大戦においては、
平民が将校ととして多数採用されたが、技術の進歩で兵器や戦術も従来と様変わりして、そ
れを的確効率的に運用するための情報量も増大した。その増大した情報を活用する為に生
まれたのがシステム手帳だったとのことである。確かにリフィル式で印刷した情報差し替
に便利である。定期的に変更される規定集等には便利であろう。さらに書込の出来る手帳
は書式通りに書き込めば必要事項を落とすことなく書き残せるマニュアル的な書式を備えて
いて平民将校向きであったのだろう。自分も何度かこのシステム手帳に挑戦したが長続き
しなかった。何故だったのかを考えると、用途、携帯性、一体性が適合しなかったのだろうと
思う。自分が手帳を使うのは備忘メモとスケジュールがほとんど。しかし、紙片のように散逸
せず、時系列で記録が残るためには綴じて一体性がある事が重要だ。現在、使っているの
が名刺サイズ程度の薄いノートと100円ショップの万能手帳。前者はシャツの胸ポケットに入
るので携帯性は抜群だ。テレカや名刺も挟める。これらが落下しないように表紙と最後のペ
ージの下部をホッチキスで留めてカードホルダーとしている。更に小さな市販電話帳を挟む。
ノートを替えるときも転記の必要がない。ともかく、システム手帳も電子手帳も、コスト、エネ
ルギー、入出力の手間、携帯性等で今ひとつ満足できない点がある。結局、まだ自分にとっ
て紙と鉛筆に勝るものが無い。もっとも、実際は筆記にはボールペンを多用しているがボー
ルペンの信頼性にはまだ満足できない。ボールペンが駄目な場合は鉛筆の出番となる。