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2010年8月

2010年8月11日 (水)

センス:いとしきもの

2010/8/11

アナログいろはカルタ:センス

ひ :

■瓢箪から駒、アナログはセンスを研けS/N比

これも一読して意味不明だった。いろはカルタに○  貧乏暇なし○ 貧僧の重ね食○瓢箪か

ら駒 等があるようだ。瓢箪から駒とアナログはセンスを研けS/N比とどういう関係になるの

か。意外な物から意外の物が出てくればびっくりする。センスを研けとはS/N比を上げる事に

通じる。センスにはもう一つファッションのセンスというスマートな感覚という意味もある。この

辺は残念ながら外来語の方がしっくりする。特に集積回路に多用される回路ブロックそのも

のの構成とそれに付けられた名前に美的・理論的・実用的なセンスを感じる。それは単なる

職人芸のセンスではなく科学に通じるセンスである。例えば集積回路ではカレントミラー回路

を使わないで設計が出来ないほどポピュラーな回路である。しかし、その回路も特定の個人

が発明した筈だ。カレントミラーを直訳すれば電流鏡。英語では日常語と技術用語が非常に

近い印象を受ける。言い換え・概念の組み直しを必要としないのであるからあらゆる面で合

理的である。残念ながら日本の技術用語はまだ江戸末期の体質から抜け出していないよう

だ。

2010年8月10日 (火)

ひばり:いとしきもの

2010/8/10

雑草句録:ひばり

■麦畑は無けどもひばり鳴く

麦秋を過ぎた田んぼに稲がグングン育っている。今年の稲は平年作以上と良好で米価の低

下が心配されている。天候不順で野菜の価格が上昇しているとの報道もある。この価格変動

によって生じる利ざやはどこに消えるのであろうか。農家の悩みは尽きる時がないようだ。子

供の頃、麦刈りを手伝った。時には麦の株間にヒバリの巣があった。ヒバリが鳴くのも縄張り

を主張するためなのか。ともかく、ヒバリは今でもどこかで巣を作って子育てをしているのであ

ろう。

2010年8月 9日 (月)

縁の下:いとしきもの

2010/8/9

アナログいろはカルタ:縁の下

え:

■ 縁の下の力持ちは電源と高周波

これも手前味噌のようだ。いろはカルタに○  縁は異なもの○ 縁の下の力持ち○ 縁の下の

舞 等があるようだ。無線で電波を飛ばすのが高周波。最近ではCPUのクロック周波数も

Ghzオーダーまで上昇している。しかし、システムでみると高周波ブロックは全体システムの

極一部である。電源も同じだが、能動素子を使う回路には電源は不可欠ではある。電源と高

周波は問題が生じて初めて重要性に気付く縁の下の様なものであることには違いない。家屋

でも縁の下部分に相当する基礎が重用だ。ここで手抜きをすると家が傾く。

2010年8月 8日 (日)

知らぬが仏:いとしきもの

2010/8/8

アナログいろはカルタ:知らぬが仏

し :

■知らぬが仏はおれ(電磁界上人)のこと

作ったときのまま。どうも意味が分からない。これこそ知らぬが仏のようだ。いろはカルタに

○  知らぬが仏 ○尻食へ観音○ しはん坊の柿のさね 等があるようだ。仏とは全知全能の

事か。凡人は余計な事を知って心が迷う。よく考えてみたら、おれを電磁界上人という偉いお

方に喩えたようだ。回路をやっていても天上の電磁界などほとんど気にしなくても何とか仕事

ができる。要するに回路の大きさが仕様周波数の波長より十分小さい場合がほとんどである

から電磁界上人に遭遇できない。しかし、高周波、超高周波となると電磁界上人のお出まし

となる。数年前から2Gの携帯を使っていたが、それには引き出し式のロッドアンテナが付い

ていた。最近3Gの携帯に変更したがケースの外側からはアンテナは見えない。2Ghz帯の電

波が使われているらしいのでアンテナ・高周波部分は波長を考えた設計がされているのであ

ろう。

2010年8月 7日 (土)

ネムの花:いとしきもの

2010/8/7

雑草句録:ネムの花

■咲時も忘れていないネムの花

合歓は落葉樹で葉が出るのがやや遅い。また余り葉が密集しないので日光を通

す。従って、夏の日除け樹木に適する。最近枝が垂れ下がってきたので花を近くで

みた。花が数十個まとまってその一つ一つが順に咲いて行く一日花のようだ。白

に薄いピンク色がかかった涼しそうな花をつける。この合歓の木も自分と同じよう

に年を重ねて最近は枝が枯れて少なくなりつつある。このネムノキも二代目が花を

付け始めたので当分楽しめるだろう。

2010年8月 6日 (金)

錆落とし :いとしきもの

2010/8/6

アナログいろはカルタ:錆落とし 

み :

■身から出た錆、ライフテストで錆落とし

刃物が錆びると使い物にならない。この世に存在するものは必ず何かに取り囲まれ

て、そこからストレスを受ける。 逆にその外部ストレスを受けやすい部分を少なく

すれば信頼性は向上する。いろはカルタに○身から出た錆○ 蓑売りの古蓑○ 身は身

で通る 等があるようだ。錆が出始めるまでには一定の時間が掛かる。金属の酸化が

進んで錆が出るが、その出方は湿度や温度等の条件により異なる。ライフテストは意

図的に過大のストレスを与えてストレス対応力を調べる試験である。身から出た錆と

は本人が原因になっている何かの結果を例えているようだ。新製品も設計試作段階で

は色々な欠陥が紛れ込んでいる。それも身から出た錆の一種かもしれない。当然、市

場でそのような錆がでる前に設計試作段階でその錆び落としをするのが理想だ。

2010年8月 5日 (木)

試し食い:いとしきもの

2010/8/5

今年も、青い実が少ないながらなっているまでは観察した。そろそろ熟した頃だろう

と思って行ってみると、実は樹上にも地上にも無かったので愕然とした。こういう現

象も現場を捉えないと適切に判断できない事は分かっているが、青い実も熟した色の

付いた実も全部食べ尽くす生物は想像できない。超常現象というのであろうか。それ

にしても残念だ。昨年は初生りの桃が蒸発した。手元不明だがこんな一句が残ってい

た。食う前に桃盗まれて涙飲む。

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雑草句録:試し食い

■鈴生りのスモモをもいで試し食い

スモモも実の生り具合は気候条件等により変わるようだ。今年は余り実は多くなく、

熟期も遅れているようだ。春の寒さや天候不順も影響しているようだ。果樹では梅の

次ぎに咲くので、寒さでミツバチが活動しないと授粉も不十分になるのかもしれな

い。最近ミツバチが少なくなったと報じられていたが詳細に観察していないので真相

は分からない。しかし、ミツバチが果樹の花を訪問すると安心する。

2010年8月 4日 (水)

アース:いとしきもの

2010/8/4

アナログいろはカルタ:アース

め :

■目の上のこぶ避けて、足もとしっかりアースとれ

目の上のこぶとは気になるもの。ついついそちらを気にすると足元が注意不足になる。いろ

はカルタに○  目の上のこぶ ○ 盲の垣のぞき 等があるようだ。アースとは日本語では接

地。GNDとも表記する場合がある。その対がVCC等電源となる。配管で言うとVCCが上水

道、GNDが下水道。この中間に利用設備が置かれる。アースもグランドも強電の配線のリタ

ーン回路を形成するが、送配電部分は目に付くが、電気の帰り道のアースは余り目立たな

い。しかし、プロの電気工事ではアースの部分がしっかりと処理されている。要するにアース

と電源の間に電気が流れてようやく回路が形成されるのであり、当然その部分にインピーダ

ンスが存在する。回路図ではそこを省略するから、リターン回路のインピーダンスを忘れてし

まう。回路図を読む場合、アースインピーダンスZEを介してVCCまで接続されている事をイメ

ージできればアースの問題の大半は解決出来ると思う。当然同じように電源側にもZCが存

在して同じ様ないたずらをする。もう一つ、アースもVCCも等電位面を示している。というよ

り、この回路を正常に動作させるためにはアースもVCCも等電位に保てという要請を示して

いると理解すべきかも知れない。電源ラインとGNDラインにデータカップリングのコンデンサ

ーを入れるのは交流的な等電位面を作る事。当然容量値は対応する周波数から決める。

2010年8月 3日 (火)

寄生素子:いとしきもの

2010/8/3

何かメモ書き風で分かりにくいかも知れない。回路図に書かれる部品も抽象化されたシンボ

ルに過ぎない。これは、コトバで何かを表す事にも似ている。コトバもシンボル性が多分にあ

る。一つのコトバもそれを追求して行くと別な側面が見えてくる。電気回路はL、C、Rという基

本的な理想素子で表される。実用的には使用する周波数でその特性が表されれば可として

いる。しかし、周波数が高くなると理想素子では表せない特性が現れてくる。そこに特性を劣

化させる別な要因を付け加えるとその現象が合理的に理解できる。その部品本来の性質で

はあるが常時見えない。余り有り難い特性でもないので寄生素子と呼んでいるようだ。集積

回路の中に形成された素子は回路図上では単純であるが、微細に見れば寄生素子に取り

囲まれている。これは素子を形成するという製造法に基づく物で避けようがない。「寄生素子

が暴れ出す」というのは自分の中の見えない要因でとんでもない現象が起こる事を述べた。

「見える人のみ見える実体がある。」とは物事をどこまで深く観察・理解できるかという意味で

書いたと思う。実体がないのを幽霊に喩えた。幽霊はとらえどころがない。しかし、コトバとし

てはある。コトバ=回路図の中の記号レベルで問題を解決しようとする場合は、解がある保

証も無いのが現実である。

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アナログいろはカルタ:寄生素子

ゆ :

■油断大敵、寄生素子

見える人のみ見える実体がある。いろはカルタに○ 油断大敵 ○幽霊の浜風 等があるよう

だ。幽霊とまで言えないかも知れないが、寄生素子が暴れ出すと怖い目にあう。

2010年8月 2日 (月)

官能試験:いとしきもの

2010/8/2

アナログいろはカルタ:官能試験

き :

■聞いて極楽見て地獄、官能試験に嘘は無し

これも作ったままでなかなか連想が浮かんで来ない。  アナログいろはカルタに○聞いて極楽

見て地獄○ 義理と褌 ○鬼神に横道なし 等があるようだ。無信号のテレビの画面にでるノイ

ズがおかしいというクレームを貰った事があった。二台のテレビを並べてノイズ画面を見せら

れた。通常スノーのイズという小さなノイズがでる。それ以外にも時により色々なノイズが色々

な原因によって画面にでる。明らかに差のあるノイズ画面を見せられるとスペックは無くても

不具合が無いと反論できない。こういう不具合を除去せよと言うのが難問である。ノイズ発生

を突き詰めると半導体結晶の欠陥から拡散工程等と原因に際限が無くなる。ノイズの不具合

品を一つ残らず除去せよと言わればまさに地獄の憂き目。しかし、工程の品質を上げると欠

陥が減り、歩留まりも上がるというのも事実。そういう点で歩留まり農業論の時代を経て、今

では相当高い歩留まりが実現する時代になったようだ。

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  • 橋本 英文: 刃物雑学事典 図解・刃物のすべて(1986年 株式会社 講談社 ブルーバックス B-659)
    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
    雑草を多面的に解説し防除の基礎も述べる

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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)