読みかじりの記:私のポーチュラカ 魅せられた十年(2004年 瀧島英策 著)。20110127。
2011/1/27
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以下本題。
読みかじりの記:私のポーチュラカ 魅せられた十年(2004年 瀧島英策 著)
偶然に手にした一冊であった。著者は農林省で、稲、麦、菜種の育種に従事後、農業指導の仕事もされたと経歴を語る。当然、これらは食料としての品種改良で、花より種子が目標だ。84歳の時に「食べられるという点でポーチュラカの虜になった」が、その延長でポーチュラカの品種改良に10年をかけ、94歳の時にこの本を出版した。
花の育種においても、食料品種の育種という経験と思いがあったのだろうと感じた。品種改良ということで当然遺伝学の基礎知識が必要だが、84~94歳にかけてこのような品種改良をして、今までにないポーチュラカの花を作り、その種子や苗を配布し、その系統を保存していると知ると大いに元気付けられる。
さらに、松葉ボタンとの交雑種作りに意欲を示されている。また、検査機関でポーチュラカの栄養素分析もされ、食材として非常に価値が高く、今後の普及が期待できる事も述べている。
我が家では、かみさんが庭の片隅でポーチュラカを育てている。この花の名前は何かと謎を掛けられる。下手に答えると後がこわいので憮然としている。自分は雑草に追われ、それならば食べてしまえと、畑のポーチュラカの原種と思われるすべりひゆを油炒めにして試食してみたのが昨年の事であった。一層のこと、雑草代わりにポーチュラカを畑に植えて、花と食材の両面で利用するのも面白そうだと思ったりした。
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追記(2023/08/04):タイトルの後に投稿期日を追加。ランキングに入ると記憶が蘇る。