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2011年3月12日 (土)

身辺雑記:東北地方太平洋沖巨大地震の脅威にふるえる

2011/3/12

身辺雑記:東北地方太平洋沖巨大地震の脅威にふるえる

午前中はのどかな晴天。篠刈りをして、昼食後は冊子の拾い読み。ついにうとうとしてしまったところにがたがたと大きな地震が来た。大正12年の関東大震災の時の祖母の話によると、庭の水たまりの水が跳ねたとその大きさを教えたくれた。今朝の新聞ではその地震の大きさM(マグニチュード)は7.9との事。今回の地震は最初暫定値としてM=7.9だったが、その後M=8.4と修正された。現在ではM=8.8と観測史上最大の大きさとなっている。インターネットの速報ではこのM値の異なる情報があり、気象庁が地震の大きさを定量的に評価する経過を示しているようだ。

室内にいたが、棚からビデオカセットが落下、台所のテーブルから薬缶が落下、それでもおさまりそうがないのでついに裸足で庭に飛び出した。その後、1時間以内に数回の余震があり、その余震の大きさにも脅威を感じて、玄関先まで出てしまった。この地震をどのように伝えたらよいのかとふと思った。自分の体験に結びつけると、昔のおんぼろバスが舗装をしていないデコボコ道を猛スピードで走っているときのような危険を感じる衝撃とでも言おうか。その後は、かみさんとテレビに釘付けになってしまった。やはり、こういう時は一人ではこころもとない。ラジオを付けっぱなしで寝た。朝6時の時点でNHKのニュースは死者行方不明者1000名以上と伝えた。今回の地震は大津波を伴い、その被害範囲も相当広いという特徴があるようで、阪神・淡路大震災との比較が必要と思い調べてみた。

以下、WIKIPEDIA(最終更新 2011年3月11日 (金) 07:27 )「阪神・淡路大震災」の記事の抜粋:
『発生日 1995年1月17日
発生時刻 5:46:52(JST)
震央  日本淡路島北部沖の明石海峡
北緯34度35.9分
東経135度2.1分
震源の深さ 16km
規模    M 7.3
被害
死傷者数 死者:6,434名
行方不明者:3名
負傷者:43,792名 』

この巨大地震の被害の全貌はまだ見えていない。残念だったのは、一国の総理が、この最大の国難に際して、TVに映ったのが地震発生から数時間経てからであった事。危機管理は初動の良さが後半の良さを決めるのではなかろうか。

地震予知については、2010/3/24の以下の記事に書いた。
http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2010/03/post-cbf0.html

地震大国である事は日本の宿命である。それならば百年ではなく千年の大計としてでも、その予知と予防に取り組むべきではないか。

我が家のアナログテレビでは『2009年7月から始まり、2010年7月5日から完全実施されている地上波アナログ放送レターボックス放送』の枠に地震関係のメッセージガ挿入されていた。

日本の地上デジタルテレビ放送(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)の項目で地デジの場合のテレビ情報の遅れが以下のように指摘されている:「緊急地震速報の遅れ
緊急地震速報の場合、アナログテレビ放送に比べて約2秒遅れることが明らかになっている。2008年6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震でこの問題が明るみに出た。この遅延問題の解消を目指して総務省、放送局及び電機メーカーは圧縮を施さず速報を送信するように2008年9月から見直しを検討する。緊急地震速報はデータ量が少なく、映像や音声が乱れる悪影響はないと見込んでいる[19]。」

我が家のアナログテレビでは、東北地方で揺れてからしばらくしてゆれて、地震が波として伝わってくるのを実感した。

ところで、東京スカイツリーは一局集中のテレビ塔としてそのまぶしさを喧伝されているが、巨大地震の時、そのアンテナが倒壊等で機能しなかったらどうなる事か。

一本の巨大アンテナより百本の中小アンテナを選んだのが携帯通信である。いわば、分散化はコンピュータ、インターネット、携帯、クラウドコンピュータ等でそのコストと安定性(パフォーマンス)が優れると実証されてきて必然的に今後向かうべき技術的な方向ではないのか。東京スカイツリーは日本の敗戦の原因とも言われる大巨砲主義の産物のように見えてしまう。

今回の巨大地震では停電も各地に発生している。巨大地震の時、携帯も制限される。テレビ、ラジオは一瞬も停波させてはならない情報インフラであることを再度認識したい。

東京タワーのアナログテレビ用のアンテナが傾いた写真が今朝の上毛新聞に載っていた。東京スカイツリーには一抹の不安を覚える。

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  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)