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2011年4月23日 (土)

老人の寝言:原発事故は好転していると言いつつも言葉が変わるのはなぜか

2011/4/23
今年は雑草対策に植えているハナダイコンの花が最盛期を迎えている。株が密集していると横に伸びられないので、上に向かって伸びているように感じる。背丈を伸ばしつつ花を咲かせる姿に生存競争の厳しさも見せつけられる。東北関東大震災も発生以来40日を越えたが、依然状況は混沌としている。特に、福島原発事故は益々人災の様相を呈して来た。政府も東京電力も信頼を失っている。チェルノブイリ原発事故が現実になり、謝罪し、損害賠償をすると言いつつも、既に増税や電気料の値上げ等そのツケが国民に回されようとしている。それは、けじめを付け責任をとった後にやることではないか。

昨日の天気

TAVE= 14.0
TMAX= 17.1
TMIN= 10.6
DIFF= 6.5
WMAX= 2.6
SUNS= 1.8
RAIN= 0.5

老人の寝言:原発事故は好転していると言いつつも言葉が変わるのはなぜか

「地域」と「区域」を無意識に混同していた。福島原発事故の放射能被害を防止するために政府は原発を中心に「待避指示区域」と「屋内待避指示」を定めた。この区域設定の最大の要因は放射能汚染強度であろう。原発事故が発生後40日ほど経過して、放射能濃度は減少したかのような情報が流れている。しかし、新に、「警戒区域」、「計画的避難区域」、「緊急時避難準備区域」等の区域が設定された。ところで、ここで「待避」と「避難」の違いは危険度の大きさで使い分けているのか。政府の説明でも「待避」とは念のため、即ち予防的意味があったと思う。従って強制力をこの指示には含めていないのだろう。しかし、「避難」とは、危険が目前に迫っているという印象を受けまたそのように理解も可能だ。強制力を付与しているのはそれを裏付けているだろう。しかし、政府は東電の工程表、原発放射能の測定値等から、危機は遠のいたというようなメッセージを発信している。これでは、これらの該当区域の住民は、政府の信頼性と行っている事と言っている事が違うという精神分裂状態の対応の不統一を追求せざるを得ないのではないか。該当区域の住民の疑念は政府の行動から見ると福島原発周辺は原発事故発生当初からチェルノブイリ原発事故のような事態にあったのではないかと言うことではないか。該当区域の住民はこれを証明する知識もデータも情報もない。許せない。しかしその理由を的確に言えない。まさに、「悪魔の証明(WIKIPEDIA:url=http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E9%AD%94%E3%81%AE%E8%A8%BC%E6%98%8E)」問題になる。今は政府の説明責任が絶対に避けられない場面にさしかかっているのではないか。

原子力災害対策特別措置法に目を通すのは初めてだ。以下に「区域(緊急事態応急対策を実施すべき区域 )」根拠になると思われる条文を抜粋する。

********************************************
  第三章 原子力緊急事態宣言の発出及び原子力災害対策本部の設置等

(原子力緊急事態宣言等)
第十五条  主務大臣は、次のいずれかに該当する場合において、原子力緊急事態が発生したと認めるときは、直ちに、内閣総理大臣に対し、その状況に関する必要な情報の報告を行うとともに、次項の規定による公示及び第三項の規定による指示の案を提出しなければならない。
一  第十条第一項前段の規定により主務大臣が受けた通報に係る検出された放射線量又は政令で定める放射線測定設備及び測定方法により検出された放射線量が、異常な水準の放射線量の基準として政令で定めるもの以上である場合
二  前号に掲げるもののほか、原子力緊急事態の発生を示す事象として政令で定めるものが生じた場合
2  内閣総理大臣は、前項の規定による報告及び提出があったときは、直ちに、原子力緊急事態が発生した旨及び次に掲げる事項の公示(以下「原子力緊急事態宣言」という。)をするものとする。
一  緊急事態応急対策を実施すべき区域
二  原子力緊急事態の概要
三  前二号に掲げるもののほか、第一号に掲げる区域内の居住者、滞在者その他の者及び公私の団体(以下「居住者等」という。)に対し周知させるべき事項
3  内閣総理大臣は、第一項の規定による報告及び提出があったときは、直ちに、前項第一号に掲げる区域を管轄する市町村長及び都道府県知事に対し、第二十八条第二項の規定により読み替えて適用される災害対策基本法第六十条第一項 及び第五項 の規定による避難のための立退き又は屋内への退避の勧告又は指示を行うべきことその他の緊急事態応急対策に関する事項を指示するものとする。
4  内閣総理大臣は、原子力緊急事態宣言をした後、原子力災害の拡大の防止を図るための応急の対策を実施する必要がなくなったと認めるときは、速やかに、原子力安全委員会の意見を聴いて、原子力緊急事態の解除を行う旨の公示(以下「原子力緊急事態解除宣言」という。)をするものとする。
********************************************

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:倒伏の稲

歌題=倒伏の稲:

■台風の 荒ぶる深夜の 田に立ちて 今の今倒れし 稲穂を撫でる 17 石関 悦子

わが子のように育てた稲が台風で倒伏した無念の情を詠んだ。

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    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)