老人の寝言:最大規模の個人情報の流出は防止できたのか
2011/5/1
雨という天気予報で苗の定植をする。山吹の花が咲いている。八重咲きだ。東北旅行の時、観光タクシーから遠方を見た時に目に付いた黄色い花が山吹だったと思う。つる草のヤエムグラが伸び盛りだ。意外に根の本数が少なくても八方に広がり、その後樹木等に這い上がってくる。この習性修正に怖じけては退治できない。退治した雑草は天地返ししてマルチにする。福島原発事故収束のための工程表がじりじりと遅れてきているようで気になる。東北地方太平洋沖地震発生から既に49日以上が過ぎ、関心もうすれ気味である。原発事故対策作業に従事する要員の数も、放射能被曝管理や特殊技術という観点から増員できない状況のようだ。被曝量を無制限にするという話もあるようだ。一番重要な人的側面が疲弊してくる時期を迎えてきているのではないか。あれをせよ、これをせよとパフォーマンスのための仕事で現場を混乱させるゆとりは全くないのではないか。当局は東京電力が公表した工程表を更に具体的な実行計画に落とした詳細な計画表とその進捗状況を公表すべきではないか。すでに何を言ったかだけでは評価の対象にならない事が明らかになった。評価出来るのは何が実行されたかだけではないか。
昨日の天気
TAVE= | 14.3 |
TMAX= | 19.3 |
TMIN= | 7.4 |
DIFF= | 11.9 |
WMAX= | 3.6 |
SUNS= | 5.1 |
RAIN= | 0 |
老人の寝言:最大規模の個人情報の流出は防止できたのか
ソニーのネットワークが何者かに破られ、約60カ国・地域の7700万人にのぼる個人情報が流出したおそれが出てきたとの報道があった。被害の規模が余りにも大きすぎる。発表は4/27だったが、不正進入があったのが4/17~4/19と推定されているので10日程度の遅れがあり問題となっている。ソニーはプレステにネットワーク機能を持たせてゲームからネットワークビジネスを開拓してきた。それが裏目にでてしまったようだ。ネットワークの末端から見ると確かに分散型になっているが、個人情報の管理という点では集中一元管理されていたから、不正進入が成功した時に一括して情報が持ち去られたという事なのだろうか。ネットワークシステムは情報通信技術の上に成り立っている。その道の専門家から見るとネットワークシステムには進入が避けられない要因が色々あるのだろう。ともかく、今回のような大規模の情報流出が頻繁に発生している訳ではないので、それなりの対策が有効に働いているのも事実だろう。問題は誰が、何の目的で不正進入したのか、その犯人の捜査、進入の手口の解明、再発防止等にあるだろう。具体的損害の発生、損害賠償云々となると重大な経営問題になってくるのではないか。ともかく、ネットワークへの不正進入は原発事故と同様にある条件が揃えば起こりうる事態に違いない。企業としては最悪の事態を招かぬような行動が求められているのが現代の技術状況ではないか。経営者は技術をバラ色に見るだけではつとまらない。技術の負の側面への配慮・対策が不可欠であることを教えてくれた事件ではないか。
以下本題。
かみつけ女流歌人 雅:雑詠
歌題=雑詠:
■製糸場の 女工たりし母 永らへて 野麦峠は 映画となりぬ 28 片貝 ハツエ
かつて大きな産業であった養蚕と製糸。そこに働く女性があちこちにいた事を伝える一首。