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2011年5月20日 (金)

老人の寝言:福島原発事故をコップの中の日本から世界の中の日本として情報発信せよ

2011/5/20
昨日は夏のような暑さ。用事のついでにホームセンターにより野菜の苗探し。苗半作という言葉は農業の実習校で学んだ。良い苗が出来れば作物の半分は出来たに等しいということのようだ。近所のおばさんに、まだ苗は売っているよと言われて行ったくらいなので、もう良い苗は少なかった。ひょろひょろの苗を数種。今年は中玉トマトの苗も買った。収穫の手間を省きたいので試してみる。サツマのつるは10本だけ。大量に収穫しても例年冬に腐らせていた。

YOMIURI ONLINEは、「東電格付け、7段階以上引き下げの可能性も;url=http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110520-OYT1T00078.htm?from=top((2011年5月19日21時20分  読売新聞)))」というタイトルで、「格付け会社ムーディーズ・ジャパンは19日、記者説明会を開き、金融機関が東京電力向けの融資の債権放棄をした場合、現在「Baa3」となっている東電の長期格付けを7段階以上引き下げる可能性があることを明らかにした。」と報じた。同じく別記事で、「東電社長に築舘氏…赤字1・5兆、清水氏引責
;url=http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110520-OYT1T00078.htm?from=top((2011年5月20日03時04分  読売新聞)))」というタイトルで、「原発事故の当面の対策費や福島第一原発1~4号機の廃炉費用などで1兆円超の特別損失を計上することが確実となったためだ。原発事故の責任を取って清水正孝社長(66)が辞任し、後任に築舘勝利常任監査役(69)を充てる人事も固めた。勝俣恒久会長(71)は原発事故が収束するまで当面、会長職を続ける。」と報じた。

格付け会社が、今後の格付けに関して、このような記者説明会を開くのは異例ではないかと思う。自由主義経済は自己責任の上に成り立つ。その原点をしめす意味もあるのだろう。債権放棄や公的資金の注入も当然法令や原理原則が優先すべき事であろう。法令も原理原則も、透明性を確保するための知恵である。そこに政治が介入して法令や原理原則をねじ曲げるようでは日本の政治の透明性にも傷が付く。東京電力は先ず、経営責任を明確にする必要がある。現社長が責任をとって辞任し、会長が居座るとは、トカゲの尻尾切りに過ぎず院政が罷り通っている事を公然と示すだけで、経営刷新の姿は全く見えない。経営の自己復興能力が無いこと自体が最大の経営危機ではないか。

昨日の天気

TAVE= 21.2
TMAX= 28.5
TMIN= 13.3
DIFF= 15.2
WMAX= 3.8
SUNS= 12.3
RAIN= 0

老人の寝言:福島原発事故をコップの中の日本から世界の中の日本として情報発信せよ

インターネットへ入る玄関は色々だろう。自分は「検索デスク」を良く使用する。そのニュースのページ(url=http://www.searchdesk.com/news.htm)を開くと英語ニュースへのリンクがあった。たまたま開いたのが、NYTimes。そこに「Words and phrases most frequently searched by NYTimes.com readers.」という項目(url=http://www.nytimes.com/gst/mostsearched.html?period=30)があり、この30日の間に検索されて日本関係のキーワードを探すと、以下の「1. japan」と「22. fukushima」が上位50項目にリストアップされていた。日本がアメリカのランキングでトップになる事は極めて少ない事であろう。そして読者の関心が、日本の地震、津波、原発事故であった事も明らかになる。これだけ、関心が集まっていたのに、適時適正な情報が開示されなかった事に、外国からもいらだちの声が上がっていた。やはり、当局は世界の中の日本という立場を常に意識して情報発信をすべきではないか。「fukushima」の関連キーワードの中には、「fukushima daiichi nuclear plant」、「fukushima workers」、「fukushima level 7 」というキーワードがあり、福島原発事故をもっと知りたいという読者の気持ちが読みとれる。「fukushima workers」というキーワードには福島原発事故現場で作業をしている作業員への共感も感じる。日本は福島原発事故現場で作業をしている作業員の姿を世界にどれだけ発信したのだろうか。

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尚、2011/5/19時点の検索:
Google(英語)検索:fukushima workers(About 10,900,000 results)。
Google(日本語)検索:福島作業員(約 7,080,000 件)。
Google(日本語)検索:福島原発作業員(約 4,950,000 件)。
Google(日本語)検索:福島原発労働者(約 1,650,000 件)。

英語でworkersと言えば日本語では労働者という事になるだろうが、「fukushima workers」と「福島原発労働者」のヒット数に5倍以上の差がある。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:淡き昼月

歌題=淡き昼月:

■家事か短歌か 優先順位を 問はれゐて まこと農婦の 我の戸惑い 26 岡田 徳江

生活の中で歌を詠める事は、ともあれ心の豊かさを実証している。

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  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
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  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)