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2011年5月21日 (土)

老人の寝言:日本の名門企業がオオカミ少年であっては泣くに泣けない

2011/5/21
昨日の気温は30℃以上と真夏の暑さ。夏の電力不足が心配だ。野菜苗を植えた。灌水は夕方になってから。サツマの蔓は水挿しで発根してから植える予定。東京電力の決算と役員人事が発表となった。平成22年度の損失は1兆2,473億円。原発事故の損害賠償は含まれていないようだ。

一方、人事では(2)退任予定者
     清水 正孝 (取締役社長福島原子力被災者支援対策本部長)
     藤原万喜夫 (取締役副社長販売営業本部長)
     武藤  栄 (取締役副社長原子力・立地本部長)
     森田富治郎 (取締役)
とホームページに掲載されていた。武藤氏は東大卒の原子力が専門の技術系役員らしい。この人事はどういう意味をもつのか。居残った会長に火の粉が飛ぶのを率先して除洗したようにも見える。新任取締役社長は西澤 俊夫(常務取締役)とあった。平成20年4月30日東京電力発表資料によると西澤氏は京大卒で企画畑の人のようだ。東京電力を崩壊させようとしている旧経営層の大半が居残り、株主総会までしか見通していない日和見人事にみえる。これでは経営再建の絵が描けないのではないか。まさに、経営危機の最中で、経営判断に一刻の猶予もない緊急事態なのだが。

昨日の天気

TAVE= 22.7
TMAX= 30.1
TMIN= 13.9
DIFF= 16.2
WMAX= 4.5
SUNS= 12.2
RAIN= 0

老人の寝言:日本の名門企業がオオカミ少年であっては泣くに泣けない

スポニチは、「東電また隠ぺい…2号機ベント2度失敗していた ;url=http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/05/19/kiji/K20110519000846960.html([ 2011年5月19日 06:00 ]))」というタイトルで、「福島第1原発事故で2号機の原子炉格納容器の圧力が上昇した際、東京電力が内部の蒸気を外部へ放出して圧力を下げる「ベント」作業を事故発生直後に2回試みたが、失敗していたことが18日分かった。また、内閣官房参与で劇作家の平田オリザ氏(48)が、放射性物質を含む比較的低濃度の汚染水を海に放出した理由は「米国からの強い要請」と“暴露”した。」と報じた。東京電力のWEBサイトには政府に提出した記録が掲載されている。これを丹念に読み解けば東京電力が発信した情報と事実の相関が明らかになる。もはや、証拠資料を出した以上嘘は通せないと言うことでこのような発表になったのか。上記きじは、「東電が公表した原発の運転データに関する資料にも圧力が低下しなかったことが記録されている。資料で東電はベントされたかどうかは不明と断定を避けているが、東電関係者は2回とも失敗と判断していると明かした。」とも述べている。このような、上下二層に色彩の違う情報が流れると一般人はどちらの情報が正しいか迷う。会社は本当の事を言わず、本当の事は関係者が言うというような事では会社自体が信用を失う。トヨタ自動車も信頼性という経営危機に直面したが、トヨタと東電の差はどこにあるのか。トヨタは社長直々に訪米し自社の対応を説明し、社長がリーダーシップを示す事により世界の正しい評価を勝ち取った。訴訟社会で、世論が強いアメリカでそれを成し遂げたのである。トヨタは損害賠償で一時的には巨額の負担を迫られるが、トヨタが示した対応は、それ以上に金額では評価できない大きな資産になるのではなかろうか。トヨタは自己責任云々と言う前に自ら責任を明らかにしたのである。トヨタには、やはり企業体として蓄積されてきたDNAが今でも生きているのではないか。その点東京電力はどうなのであろう。損害賠償も国への脅しやたかりの体質が見え隠れしている。経済界総理を出したトヨタが築いた世界的信用は日本への信用でもあろう。それを食いつぶしてはならない。東電は先ずDNAから除洗する必要があるのではないか。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:冬至の夕べ

歌題=冬至の夕べ:

■柚の実を 風呂に浮かせて 浸るとき 遠き日偲ぶ 冬至の夕べ 49 島田 久子

冬至のありふれた光景のようだが、柚風呂に入り幼い頃を偲べるのは最高の贅沢だろう。

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    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)